JETシステムの実際症例-治療計画から治療の準備・フィニッシュまで-
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- 27,500円〜(税込) (D+会員 22,000円〜(税込))
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- 1% (通常:250pt〜 D+会員:200pt〜)
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                  成田先生は最初に行う症例として、年齢は中高生に絞り、上下顎ともに4番抜歯のケースを推奨しています。 
 矯正治療では段取りの前準備が8割大切と仰っています。
 顔面写真、口腔内写真、セファロ、パノラマ、口腔機能検査、顎模型などの検査をします。
 症例1のケースでは、中学生女子右上2番の舌側転移が見られるもので、唇側への傾斜が大きい状態です。
 正中をどこに位置付けるかで左に寄せることにしたそうです。
 逆算思考を持って目標を明確にして、起こりうることをあらかじめ予測して設定したゴールに向かっていくのがいいとのことです。
 成田先生の自由が丘矯正歯科では、セファロ、分析表や3Dスキャナーを使用して治療目標を可視化したそうです。
 治療計画としては、上下顎左右第一小臼歯の同時抜歯として上顎大臼歯にパラタルバーを使用しましたが不評のためスクリューがお勧めです。
 ワイヤーにステンレスを使用することはないのか?という質問を受けますが、ワイヤー交換時にブラケットが外れるのでニッケルチタンを使用してフィニッシュします。
 治療の準備では抜歯の部位やどのようなブラケット使用するか、顎間ゴムをどこにつけるかなど計画に入れ込みます。
 成田先生は、今は模型取りはしてないそうですがスキャンし3Dプリントをしてもらいポジショニングを行っているとのことです。
 ウィングの下に先にコイルを縛ってその後にワイヤーをかけ、最後に顎間ゴムを付けた方がやりやすいと教えて下さいました。
 通常の矯正治療抜歯では患者様に委ねていましたが、成田先生は矯正をスタートさせる3日前までには同日に全ての抜歯を済ませてきてもらうようにしているとのことです。
 同日に抜歯を進めることで矯正治療を早く進めることができるメリットがあるそうです。
 装着時の注意として成田先生はチェックリスト通りにやることを勧めており、毎回抜歯窩幅の計測が必要と仰っています。
 重要なこととしてコイルのアクチベート量は最大10ミリにして犬歯の傾斜をさせないようにしています。
 
 ワイヤー装着2週間後に患者様に来院して貰い、TBIや顎間ゴムの指導、MFT、ブラケット脱離などのチェックをしているそうです。
 症例患者様の1ヶ月後の口腔内写真では犬歯の動きがはっきりと確認でき変化が分かります。
 調整時の注意としては最終的なブラケットを理想的な位置につけるのをなるべく早くしていくことに意識をするのが大切とのことです。
 元のアーチフォームとかけ離れたワイヤーを装着するのはやめた方が良く、幅を確認した方がいいそうです。
 3ヶ月後の口腔内写真では歯間に隙間が開いているものの、犬歯含め全体的に歯列が並び1ヶ月後の様子とは大きく変化しています。
 5ヶ月後の口腔内写真では部分的な隙間があるので、ラップをしてもいいのではないか。と成田先生は考えていました。
 6ヶ月後からはスペースクローズと下顎の傾斜を治すために矯正を進め、14ヶ月でフィニッシュしました。
 治療期間と後戻りに相関関係はないと成田先生は考えていているそうです。
 治療後に歯列が安定するかどうかは、口腔周囲筋など周りの環境とのバランスに原因があるためMFTは重要とのことです。
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