顔の成長や発達、そして口の機能が私たちの健康にどのように影響しているのでしょうか。
成長期における上顎骨の適切な発達が、鼻や口唇の形状、さらには全体の顔貌バランスに影響を与えています。
ぜひ、実際にイラストを描きながら、聴講生と共に学びを深めましょう。
 
続いては、ルートギアモデルについての復習です。
根本原因、代償的原因、結果的原因の三つの輪「オプティマイズリング」について口腔機能の低下と顔貌変化を読み解いていきます。
「なぜ顎が小さいのか？」といった問題に対して、原因を辿り、多角的な臨床の視点からアプローチしています。
 
また、口呼吸が引き起こす顔貌変化についても詳しく解説してくださっています。
上顎骨や下顎骨の回転、鼻の成長抑制、気道の狭窄など、臨床では見逃せない所見といえます。
気道狭窄がもたらすのは、摂食障害・発音障害・睡眠障害・発達障害、全身姿勢や顎関節症です。
「鼻や唇の位置」「顎の大きさ」「口の開き方」など、一つひとつの要素がどうつながり、全体のバランスに影響を与えているのか。
これは、単なる美容的な問題ではなく、顔の骨格や呼吸の状態が深く関与していることを示しています。
 
ORT塾では、解剖・機能・姿勢・呼吸といった広い視野で口腔を捉え直し、矯正治療の診断や計画に役立つ知識を提供しています。
歯科医療や発達支援の現場に関わる方はもちろん、子育て中のご家庭にも役立つ内容となっています。
日々の観察や関わりの中で、ほんんの小さな違和感を見逃さないきっかけになるかもしれません。
ぜひ最後までご覧いただき、子どもたちの未来をよりよい方向へ導くヒントを受け取っていただければと思います。