小児の不正咬合とその背景にある機能的・全身的な要因を整理し、「なぜ歯並びは悪くなったのか？」という臨床の核心に迫ります。 
特に、口腔機能発達不全の診断アルゴリズムをベースに、「a」「b」「c」「d」といった診断カテゴリーに基づいた評価方法を解説。 
ひとつの症例を全身状態までを紐づけて多角的に分析します。 
８歳女児の主訴「歯並びの悪さ」から出発し、発音障害、いびき、睡眠の質、ADHD傾向、猫背姿勢 
今回は、早期乳歯脱落や上下の歯列不調和、発音や嚥下の問題といった歯科的所見 
アレルギー体質や哺乳歴など育児環境まで含めた詳細な問診と診断がなされます。 
 
さらに、ORT矯正における「ルートギアモデル」を用いながら、スタッフとドクターが共有すべき評価と診療フローを提示します。 
診断に基づいたOMTアルゴリズムの選択。 
aに対するタングタイリリース、bに対するアレルギー改善の必要性など、具体的な治療方針にも言及されました。 
セカンドコンサルに向けた準備として、理想的な顔貌を描く実習も紹介されています。 
次のステップへスムーズに移行できる構成となっています。 
明日からの臨床に直結する内容として、カンファレンスや保護者説明の質を高める「診断力」と「共有力」向上に貢献する動画です。 
ぜひ、日々の診療にお役立てください。