Doctorbook academy

  • 審美領域における補綴治療では、歯肉や歯槽堤の形態が最終的な治療結果を大きく左右します。
    本講演では、補綴医との連携によって進められた歯槽堤増大術の症例を通して、軟組織マネジメントの考え方と実践について解説します。
    患者は58歳女性。前歯部ブリッジ治療を進める中で、補綴物周囲への食片圧入が問題となり、歯肉のボリューム改善を目的として紹介されました。診査では歯肉形態や乳頭形態の不足が確認され、反対側との比較やCT評価を通して歯槽堤の状態を詳細に分析していきます。
    本症例では、骨造成の必要性を文献的根拠に基づいて検討し、軟組織のみでの対応が可能と判断。結合組織移植術を応用した独自のアプローチによって、歯槽堤の幅や高さの改善を目指します。
    講演では、診査診断から術式選択、切開設計、CT採取、移植片のポジショニング、ティッシュスカルプティングまで詳細に解説。補綴治療と歯周形成外科をどのように連携させるのか、その思考過程を学ぶことができます。
    ディスカッションでは、歯槽堤増大後の収縮量や骨造成の適応判断、フラップデザインの考え方についても議論されており、審美補綴に取り組む先生にとって非常に参考となる内容です。


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