今回は澤田先生による出版予定(執筆中)の書籍である「歯内療法のルールブック」の構想をもとに、特に重要な内容について解説していただきました。 先生の書籍では歯内療法で守るべきルールについて、先生が若手のうちに知っておきたかった内容を中心にまとめてくださっています。
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澤田先生に本動画のシリーズ概略と先生のご略歴からCBCTを導入された経緯とその使用上の注意点について教えていただきました。
先生が執筆中の「歯内療法のルールブック」という書籍が発売予定となっております。
書籍では、先生が若手のときに知っていたら良かったと感じられた歯内療法の勘所をまとめてくださっています。
今回の動画ではその中から特に重要と思われる項目についてピックアップしていただき、若手向けにまとめてくださいました。
動画の前半では澤田先生のご略歴について教えていただきました。
東京医科歯科大学歯内療法科時代、ペンシルバニア大学のメンターの先生について、先生のCBCTとの出会いについても教えていただきました。
先生は2002年に歯内療法専門医としてご開業されました。
その当時、歯内療法専門医は日本においては非常に少なかったそうです。
先生が開業後どのタイミングでどのような特徴のCBCTを導入されたのか教えていただきました。
そして今年新たなCBCTをを導入されました。
新機器導入の理由について教えていただきました。
動画の後半ではCBCTを撮影するタイミングについて先生の症例を交えながら解説していただきました。
CBCTを撮影したがアーチファクトで不鮮明であったり、結局診断がつかなかったといったご経験はありませんか?
CBCTのデメリットとして被曝量が増えること、費用的にも患者負担が大きくなることがあげられます。
澤田先生は患者様にメリットがない場合は決してCBCTを撮影していないと言われています。
先生が術中にCBCTを撮影したケース、術前にCBCTを撮影したケースについて教えていただきました。
歯内療法におけるCBCTをの活用法について学びたい先生に見ていただきたい動画です。 -
X線透過像についての考え方、マイクロスコープを使用する際の注意点、痛みがなかなかとれないケースについて学ぶことができます。
まずはX線透過像が存在することについてどのように考えればよいか教えていただきました。
動画をご覧の先生方の中には、X線透過像があれば症状がなくても積極的に根管治療を行われている方もいらっしゃるかもしれません。
X線透過像が治癒過程の中でどのように変化していくか、先生の症例を交えながら解説していただきました。
またX線透過像が消失していないが治癒している場合について根尖の組織切片から炎症の有無を観察した文献を紹介していただきました。
次に、マイクロスコープを使用する際に注意すべきことについて教えていただきました。
マイクロスコープを使えば若手の先生であってもしっかり根管内が見えるため根管治療が上達したと感じることがあるかもしれません。
しかし、先生はマイクロスコープを使うことで時には思わぬミスをしてしまうことがあると言われています。
マイクロスコープをどのような意識で使用すればいいのか、先生のケースを紹介しながら教えていただきました。
次に多くの先生方が悩まれているであろう、慢性痛がなかなか消失しないケースのマネジメントについて解説していただきました。
痛みというものは急性痛と慢性痛に分けられます。
厄介なのは慢性痛で多くの場合治療は長期化します。
先生の医院では根管治療後の慢性痛でかかりつけから紹介で来院される患者様が数多くいらっしゃいます。
先生は慢性痛のマネジメントで重要なのは初診時の患者説明であると言われています。
慢性痛の原因や治療期間についてどのように患者様に説明すればいいのか教えていただきました。
また、根管治療で重要な痛みの記憶のコントロールについても教えていただきました。
根管治療で悩みを抱えている先生方に、ぜひ見ていただきたい動画です。 -
今回は非歯原性歯痛を学ぶことの重要性、直接覆髄や断髄についての最近の考え方、ネゴシエーションについて教えていただきました。
まずは歯が痛いという主訴でかかりつけから紹介されたが、非歯原性歯痛であったケースを紹介してくださいました。
若手の先生方は非歯原性歯痛のケースには出会ったことがないので勉強することがなかったという方もいらっしゃるかもしれません。
澤田先生も若手の頃は非歯原性歯痛はまれだと考えておられたそうです。
先生は動画内で知らない疾患は診断できないということを強調されております。
非歯原性歯痛は決して珍しい疾患ではなく、適切に診査診断を勉強することの重要性や勉強の仕方についてお話していただきました。
次に直接覆髄と断髄についての最近の考え方について教えていただきました。
学生のときに露髄した際に直径が2mm以上であれば抜髄であると習ってこられた先生がほとんどだと思います。
しかし、マイクロスコープを使用できる現在おいては考え方が変わってきています。
マイクロスコープを用いた診断法について先生が断髄を選択されたケースを紹介しながら解説していただきました。
最後に根管治療で非常に重要なステップであるネゴシエーションと穿通について教えていただきました。
早く根管を拡大したいと焦ることで本来の根管を逸脱してしまったご経験をされたことがあると思います。
なぜネゴシエーションと穿通、そしてグライドパスが最も大切なのか、そのステップにどれだけ時間をかけるのか教えていただきました。
また、最後に再根管治療におけるネゴシエーションの重要性についても教えていただきました。
根管を逸脱してしまっている歯の再治療はいかに難しいのか、文献を紹介しながら説明してくださっています。
今回の動画も特に若手歯科医師にとって重要なトピックが満載となっております。
動画をご覧いただければ明日からの臨床が大きくレベルアップするでしょう。 -
エンジンを使ったネゴシエーション法、破折ファイルについての考え方や根管充填すると再発する症例について解説していただきました。
今回の動画は若手の先生方にとっては少しアドバンスな内容となっています。
しかし若手のうちに習得すると今後非常に治療の幅が広がると思いますので是非しっかり勉強していただきたいです。
まずはエンジンを使ったネゴシエーションについてです。
非常に細いファイルを使用したネゴシエーションをエンジンで行うということに抵抗がある先生もいらっしゃるかと思います。
しかし、今まで手用ファイルを用いて非常に時間がかかっていたステップを簡単に行うことができるようになっています。
エンジンを使ったネゴシエーションの実際を動画を見ながら解説していただきました。
次に破折ファイルは痛みの原因になっているのか、また破折してしまった際の患者説明について教えていただきました。
臨床を長年していると誰しもがファイルを破折させてしまった経験があると思います。
最近はニッケルチタンファイルを使用される先生も増えてニッケルチタンファイルの破折トラブルも起きています。
しかし、先生はラバーをかけて滅菌した器具を使用している場合には破折ファイルは悪者にはならないと言われています。
また、ファイルを破折した時に実際に患者様に何を伝えればいいのか、トラブルを起こさない説明の仕方について教えていただきました。
また、マイクロスコープと超音波器具を使用した破折ファイルの除去についても動画で学んでいただきます。
最後に根管充填を行うたびに腫れるケースについて症例をもとに解説していただきました。
先生は根管充填の手技が悪いわけではないと言われています。
では何が原因で根管充填後に症状が再発するのか、先生はこのケースにどのように対処されたか教えていただきました。
また、先生が根管治療で非常におすすめされている器具である超音波スクエアファイルについて使用法と注意点を学ぶことができます。
臨床をレベルアップさせるために少しアドバンスなテクニックも学びたいとお考えの先生方に見ていただきたい動画です。 -
前半では外科的歯内療法の適応症と行うタイミングについて説明していただき、後半では質疑応答で様々な疑問に答えていただきました。
外科的歯内療法を行ったのになかなか治癒しないケースで悩まれたことはありませんか?
そのようなケースに対して澤田先生がどのように考えて治療されているか解説していただきました。
先生の症例を見ていただければ外科的歯内療法をすぐに決断する前に何をすべきなのかがよく分かると思います。
質疑応答ではまずガッタパーチャをどのように除去しているか教えていただきました。
再根管治療ではまずガッタパーチャを除去して根尖に到達するまでが非常に難しく、時間のかかるステップです。
しかし感染源となっている古いガッタパーチャをしっかり取り除かなければ治癒に導くことはできません。
根尖側の湾曲部のガッタパーチャの除去方法についても先生のお使いの器具を紹介しながら説明していただきました。
次に残髄炎について解説していただきました。
先生方も抜髄を行った後に患者さんが痛みを訴え続けた経験があると思います。
残髄炎の原因は本当に歯髄を取り残しているからなのか、残髄炎を引き起こさないために行うべきことを教えていただきました。
最後に遠心傾斜した上顎大臼歯や開口量が少ない場合の対処法、石灰化した根管の見つけ方について解説していただきました。
上顎の7番は歯内療法専門医の先生にとっても非常に苦労される部位だそうです。
石灰化した根管については顕微鏡下でどのような器具を使いながら何を目印に探していけばいいか教えていただきました。
今回も先生が日常臨床で悩まれている疑問にお答えしていただける内容となっております。
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