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かんたんMFT (全6回)

正しいお口の姿勢と、チェアサイドでできるMFTのやり方と注意点について

  • 01.正しいお口の姿勢 03:15

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    ・MFTとは
    ・正しいお口の姿勢について
    ・臨床での注目ポイント

    【おさらい】
    ・MFT(口腔筋機能療法)
     舌や口唇、頬などの口腔周囲筋の機能を改善するための訓練法

    [正しいお口の姿勢]★体の姿勢にも気を付けて、猫背にならないように意識していただく
    ・スポット
    ・フリーウェイスペース
    ・口唇閉鎖

    [舌の位置]
    ● 正しい舌の位置:舌尖がスポットにあり、舌根まで挙上されている
     ・正しい舌の置き方
      ①舌の先をスポットに置く(この時舌は歯に当たらない)
      ②舌全体を口蓋に吸い上げる

    ● 誤った舌の位置
     ・舌の先はスポットにあるが、舌根が下がっている
     ・舌尖が歯に触れている
     ・舌が上がっておらず、舌尖が下顎前歯舌側にある(低位舌)

    [フリーウェイスペース]:下顎の最もリラックスした位置で上下の歯が2〜3mm離れた隙間のこと
    ・安静時にフリーウェイスペースが確保されているのが正常
    ・TCHや夜間の歯ぎしりのある方は、フリーウェイスペースがなく舌を上手く使えていない可能性がある

    [口唇閉鎖]
    ・無理に力をかけず自然に口唇が閉じている状態が理想

    ● 誤った口唇閉鎖
     ・気を抜くと口唇が開く(口呼吸のある方)
     ・無理な力での口唇閉鎖(オトガイにウメボシ様のしわが出る)
     ★何もしていない時のお口元に注目してみよう

    [1日のトレーニング目安]
    ・数あるトレーニングの中から状況に合った2,3種類のトレーニングを課題として指導するとよい
    ・1種類につき5回〜10回を目安に行う
    ・全てをやっても3分あればできるくらいからのスタートが始めやすい
    ・朝・昼・夜とできれば1番よいが、最低でも1日1回はタイミングを見つけて行ってもらう
    (ハードルを上げすぎないように!)

    [習慣化してもらうために]
    ・歯磨きの前に、動画サイトを見る前に、ゲームタイムの前に、お菓子の前に、など
     日々の生活とセットにしてもらうと習慣化しやすい
    ・かわいいカレンダーで取り組みの見える化も◎

    [トレーニングの際の注意点]
    ★トレーニング中は足裏が床につくようにする
    ・チェアサイドでは足が届く椅子を用意するか、立ってトレーニングを行う

  • 02.MFT前の準備トレーニング 03:46

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    MFTスタート前に習得したいトレーニングについて
     1.一口大で噛み切って食べる
     2.あいうべ体操
     3.ブクブクうがい

    【おさらい】
    1.一口大に噛み切る
     《 一口大で噛み切る事の効果 》
      ・大きく開けること、唇で食べ物を捉える動きで
       口腔周囲筋を使うことができる
      ・一口の適量をコントロールできる

     《 一口が大きすぎると 》
      ・咀嚼しにくくなり、咀嚼回数が減るため
       丸呑みしてしまうことになる

    2. あいうべ体操
     1日で合計30回、1度で行う必要はなく、何度かに分けてもOK
    あ:大きく口を開ける
      “わ” をイメージするとしっかり開口できる
    い:口をしっかりと横に広げる
      口角が下がらないよう意識する。指で補助してもOK
    う:口唇をしっかりと突き出す
    べ:舌を突き出して下に伸ばす
      下顎を舐めるイメージで舌をしっかり下に伸ばす

    3.ブクブクうがい
     1回30秒以上行う(10秒・20秒・30秒と徐々にうがい時間を伸ばしていく)
    ①頬に空気をしっかり入れて頬を膨らます
    ②空気を左右にブクブクと動かす
    ③水を含んで左右にブクブクと動かす

    [1日のトレーニング目安]
    ・数あるトレーニングの中から状況に合った2,3種類のトレーニングを課題として指導するとよい
    ・1種類につき5回〜10回を目安に行う
    ・全てをやっても3分あればできるくらいからのスタートが始めやすい
    ・朝・昼・夜とできれば1番よいが、最低でも1日1回はタイミングを見つけて行ってもらう
    (ハードルを上げすぎないように!)

    [習慣化してもらうために]
    ・歯磨きの前に、動画サイトを見る前に、ゲームタイムの前に、お菓子の前に、など
     日々の生活とセットにしてもらうと習慣化しやすい
    ・かわいいカレンダーで取り組みの見える化も◎

    [トレーニングの際の注意点]
    ★トレーニング中は足裏が床につくようにする
    ・チェアサイドでは足が届く椅子を用意するか、立ってトレーニングを行う

  • 03.スポットトレーニング 02:05

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    ・スポットトレーニングの流れ、注意点について

    【おさらい】
    ・舌癖や低位舌の方の基本トレーニングにおすすめ

    [スポットトレーニングの流れ]
    手鏡で舌の状態を確認しながら、まずは5回を目安に行ってもらう

    ①スポットに舌の先を置く
    ②舌全体を口蓋に吸い上げる(沿わせる)
    ③そのまま唇を閉じる
    ④5秒ほどキープする

    [トレーニングの注意点]
    ・トレーニング時はスポットに正しく置けているか、口蓋への吸い上げができているかを確認して行う
    ・付き添いの保護者にもスポットの正しい位置を一緒に見てもらう
    ・スポットが間違っている時は、ミラーの柄で5秒程スポットに優しく触れて誘導する
     →触られた感覚が残るため誘導しやすくなる
    ・安定してできるようになったら、日常でも常にスポットを意識してもらう

    [1日のトレーニング目安]
    ・数あるトレーニングの中から状況に合った2,3種類のトレーニングを課題として指導するとよい
    ・1種類につき5回〜10回を目安に行う
    ・全てをやっても3分あればできるくらいからのスタートが始めやすい
    ・朝・昼・夜とできれば1番よいが、最低でも1日1回はタイミングを見つけて行ってもらう
    (ハードルを上げすぎないように!)

    [習慣化してもらうために]
    ・歯磨きの前に、動画サイトを見る前に、ゲームタイムの前に、お菓子の前に、など
     日々の生活とセットにしてもらうと習慣化しやすい
    ・かわいいカレンダーで取り組みの見える化も◎

    [トレーニングの際の注意点]
    ★トレーニング中は足裏が床につくようにする
    ・チェアサイドでは足が届く椅子を用意するか、立ってトレーニングを行う

  • 04.スポットトレーニングの応用 02:59

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    ・オープン&クローズの手順と注意点
    ・ポッピングの手順と注意点

    【おさらい】
    ◾️オープン&クローズ
    ・舌小帯をしっかり伸ばすことができるトレーニング
    ・舌が上がった状態をキープし、なるべく大きく開口することで舌小帯をしっかり伸ばすことができる
    ・舌小帯が短く、可動域が狭い方の場合は、できる範囲でトレーニングを行う

    [手順] 手鏡で確認しながら行ってもらう
     ①舌をスポットにつけて舌全体を口蓋に吸い上げる
     ②そのままの状態で口を開けたまま、上下の歯を閉じる・開くを繰り返す(10回を目安に行う)

    ◾️ポッピング
    ・舌を弾くことで音が出るトレーニング
    ・音を出すことが目的ではない
     舌小帯を伸ばさず小さいお口で音を鳴らしているだけでは意味がない
    ・舌小帯をしっかりと伸ばすことを意識する

    [手順] 手鏡で確認しながら行ってもらう(10回を目安に行う)
     ①舌をスポットにつけ、口蓋全体に舌をしっかり吸い上げる
     ②そのまま大きく開口し、舌が離れないように我慢する(約3秒キープ)
     ③舌を弾いて「カンっ」と音を出す
      ※できない場合は、③で「カッ」と発声すると舌を弾くことができる
     
    [1日のトレーニング目安]
    ・数あるトレーニングの中から状況に合った2,3種類のトレーニングを課題として指導するとよい
    ・1種類につき5回〜10回を目安に行う
    ・全てをやっても3分あればできるくらいからのスタートが始めやすい
    ・朝・昼・夜とできれば1番よいが、最低でも1日1回はタイミングを見つけて行ってもらう
    (ハードルを上げすぎないように!)

    [習慣化してもらうために]
    ・歯磨きの前に、動画サイトを見る前に、ゲームタイムの前に、お菓子の前に、など
     日々の生活とセットにしてもらうと習慣化しやすい
    ・かわいいカレンダーで取り組みの見える化も◎

    [トレーニングの際の注意点]
    ★トレーニング中は足裏が床につくようにする
    ・チェアサイドでは足が届く椅子を用意するか、立ってトレーニングを行う

  • 05.舌で口唇をなぞるトレーニング 01:50

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    ・舌で口唇をなぞるトレーニングの手順とポイント

    【おさらい】
    [トレーニングの効果]
    ・舌の筋肉バランスを整える
     →低位舌や舌突出癖に有効

    [トレーニングの手順]
    ・手鏡で確認しながら行う
    ①口を半分開けて舌を思い切り左へ伸ばす
    ②舌の一番先で左口角から右広角へ向かって10秒ほどかけてゆっくりと上唇をなぞる
    ③そのまま下唇の右口角から左口角へ向かって、10秒かけてゆっくりと唇をなぞる
    ④反対周しも行う(3往復を目安に行う)

    [トレーニングのポイント]
    ・疲れるトレーニングのため早く動かしやすいので注意する
    ・舌を最大の力で伸ばす
    ・上下唇10秒ずつゆっくり行う
     
    補足情報 [1日のトレーニング目安]
    ・数あるトレーニングの中から状況に合った2,3種類のトレーニングを課題として指導するとよい
    ・1種類につき5回〜10回を目安に行う
    ・全てをやっても3分あればできるくらいからのスタートが始めやすい
    ・朝・昼・夜とできれば1番よいが、最低でも1日1回はタイミングを見つけて行ってもらう
    (ハードルを上げすぎないように!)

    補足情報 [習慣化してもらうために]
    ・歯磨きの前に、動画サイトを見る前に、ゲームタイムの前に、おやつの前に、など
     日々の生活とセットにしてもらうと習慣化しやすい
    ・かわいいカレンダーで取り組みの見える化も◎

    補足情報 [トレーニングの際の注意点]
    ★トレーニング中は足裏が床につくようにする
    ・チェアサイドでは足が届く椅子を用意するか、立ってトレーニングを行う

  • 06.口腔周囲筋を鍛えるトレーニング 02:28

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    ・舌で口唇をなぞるトレーニングの手順とポイント

    【おさらい】
    ♦︎上唇に空気を溜めるトレーニング:口唇閉鎖力を鍛える
    ・上唇が山の形→上唇を閉じる力が弱く口呼吸になりやすい
    ・はじめは口唇閉鎖力が足りず空気が漏れ出てしまうこともあるが、トレーニングを続けることで10秒キープできるようになる

    [手順]
     ①上唇の内側に空気を入れる
     ②パンパンに空気を入れて10秒キープする

    ♦︎「いー」「うー」のトレーニング:口腔周囲筋を鍛える
    ・口角が下がって表情筋の乏しい子や口呼吸の子に効果的

    [口呼吸の顔貌の特徴]
    ・お口がポカンと開いている
    ・口角が下がっている
    ・下唇が分厚い
    ・口唇が乾燥している
    ・オトガイに梅干し様のシワがある など

    [手順]
    ①「い」の口をして口角を横にひき、3秒キープする
      ※口角は下がらないように、なるべく口角上げるように意識する
       口角が下がってしまう場合は、軽く指でサポートをしてもOK
    ②「う」の口にして唇をしっかり突き出し、3秒キープする
    ③「い」「う」を繰り返し、10回を目安に行う

     
    補足情報 [1日のトレーニング目安]
    ・数あるトレーニングの中から状況に合った2,3種類のトレーニングを課題として指導するとよい
    ・1種類につき5回〜10回を目安に行う
    ・全てをやっても3分あればできるくらいからのスタートが始めやすい
    ・朝・昼・夜とできれば1番よいが、最低でも1日1回はタイミングを見つけて行ってもらう
    (ハードルを上げすぎないように!)

    補足情報 [習慣化してもらうために]
    ・歯磨きの前に、動画サイトを見る前に、ゲームタイムの前に、おやつの前に、など
     日々の生活とセットにしてもらうと習慣化しやすい
    ・かわいいカレンダーで取り組みの見える化も◎

    補足情報 [トレーニングの際の注意点]
    ★トレーニング中は足裏が床につくようにする
    ・チェアサイドでは足が届く椅子を用意するか、立ってトレーニングを行う

このプログラムの受講状況
全体進捗
0/6
試験結果

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