抗菌薬耐性（AMR：Antimicrobial Resistance）とは

抗菌薬耐性（AMR：Antimicrobial Resistance）は、薬剤に対する耐性を持つ菌の現象を指します。

コロナ禍の中で、薬剤耐性菌の増加が顕著になっており、サイレントパンデミックと呼ばれるほどの深刻な問題となっています。CDC2013（52nd IEEE Conference on Decision and Control ）では人類最大の脅威となるだろうと言われています。加えて、今後2050年には人類最大の死因（予測死者数：10億人）となるとも予測されており、このような事態を避けるために早急な対策が求められます。

この問題は、抗菌薬の過剰使用に起因するところが大きいです。
特に医療現場での抗菌薬の使用は、人間の体内で抗菌薬に対する耐性を生み出す可能性があります。
歯科医療においても、抜歯や歯周病治療、外科治療などで抗菌薬が頻繁に使用されるため、適切な使用方法の理解と実践が不可欠です。

抗菌薬耐性について動画で学ぶ

知っておきたい歯周病に関連する全身疾患の指針

この講義では、医師・歯科医師のダブルドクターである米永一理先生（東京大学大学院医学系研究科イートロス医学講座 特任准教授）より、歯周治療（特に歯周外科治療）やインプラントなどの外科治療時に注意したい全身疾患について、医科領域における最新の知見・疾患のガイドラインをご解説いただきます。
本講義のTOPICSは以下の通りです。

抗菌薬耐性（AMR）：コロナ禍での薬剤耐性菌の増加やサイレントパンデミックへの予防策とAMR対策について、具体的に解説いただきました。

【講師】
米永一理先生（東京大学大学院医学系研究科イートロス医学講座 特任准教授・日本大学歯学部 臨床教授・十和田市立中央病院総合診療科）

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