新常識!インプラントメインテナンス ver2.0 知っておきたいインプラント周囲炎対策
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はじめに
一つの選択肢として多くの患者が選択する「インプラント」。
日々インプラントメインテナンスに向き合う方も多いのではないでしょうか。
インプラントメインテナンスにおいて、インプラントの長期維持を目指すために何をすべきか?どうしたらインプラント周囲炎が予防できるの?
などメインテナンスに関する悩みにお答えすべく、昨年日本口腔インプラント学会で講演された鈴木秀典先生(一般社団法人サンスター財団附属千里歯科診療所 所長)の
「インプラントメインテナンスver2.0 DHが知っておくべきインプラント周囲炎対策の新常識」
から知って得するメインテナンスのヒントをお届けします。
インプラントの“リアル” 5人に1人がインプラント周囲疾患に
ある調査によると、インプラント周囲炎ではインプラント単位で罹患率10%、患者単位では20%(図1)。
インプラント周囲粘膜炎だとインプラント単位で罹患率30%、患者単位では50%と報告されています。
なんと、5人に1人がインプラント周囲炎、2人に1人はインプラント周囲粘膜炎という驚くべき結果でした。

メンテナンスの真価:やるかやらないかで明暗クッキリ
メインテナンスが重要であることは周知のところですが、実際の予防効果はどうでしょうか。
継続的なメインテナンスの有無による5年後のインプラントの状態を調べた調査(図2)では、メインテナンスを継続的に受けた患者で5年後も健康に維持できたものの割合は約30%、
メインテナンスに応じなかった患者では0%という結果でした。
可逆的であるインプラント周囲粘膜炎の罹患率に差はないものの、更に進行したインプラント周囲炎においては両者で大きく予後が異なる結果となりました。

以上の結果からも、インプラントの健康維持と疾患予防の鍵はメインテナンスにあることが明白です。良好なプラークコントロールを維持できるだけでなく、変化をいち早くキャッチし早期対応できることが継続的なメインテナンスの意義と言えます。
アイテムで差がつくプラークコントロール
ルーティン化しやすいアイテム選びですが、インプラント周囲疾患に対峙する上で注目すべきは周囲溝内に及ぶプラークのコントロールです。
インプラント周囲溝に位置する部分のプラーク除去にはどのようなアイテムが適しているのでしょうか。

写真1は、アバットメント底部に疑似プラークに対して各アイテムを使った際の清掃力を見たものです。歯ブラシ・歯間ブラシ・タフトブラシは患者によるセルフケア、フロス・特殊フロス・パウダークリーニングは歯科衛生士によるプロフェッショナルケアによるものです。
清掃後アバットメントを外した状態で確認すると、アイテム毎にアバットメント底部へのアプローチが異なることが観察できます。
清掃アイテム一つをとっても、対象となる患者の年齢や生活背景、口腔内の状況を想定しながら選ぶことが大切です。
ここからは講義の中で紹介されたアイテムの一部をご紹介します。
補綴装置周囲のケアに活躍!「バトラーデンタルフロス イージースレッドアンワックス」
補綴装置周囲のケアアイテムとして重宝される糸通し付きの特殊フロス。
バトラーデンタルフロス イージースレッドアンワックスも糸通しがついたフロスですが、その魅力は絶妙な太さのスポンジ状フロスです。
スポンジ状なので、引っ張ることでフロスを細くするなど太さの調整ができます。
デリケートなインプラント周囲溝への挿入時には引っ張ることで無理なくフロスが入り込み、プラーク除去時はフロスを緩めて接触面を広げることで効率的にプラークが除去できます。
セルフケアでの使用場面では、フロス手技が完璧でなくとも、糸通しを「通すだけ」で使える簡便さもおすすめしたいポイントです。

「引き抜き」動作でプラークが除去できる「ガム・プロズ歯間ブラシ バレルカット」
高強度ワイヤーを採用し折れにくいため、スムーズに歯間部へ歯間ブラシを挿入できます。
最大の特長であるバレル型(樽型)のブラシは、ブラシ中心部の毛丈が長いため、ブラシを引き抜く際に頬・舌側豊隆部の汚れまで掃き出してくれます。
1本で幅広い隙間に対応できる点も、嬉しいポイントです。

さいごに
いかがでしたか。インプラントを長く維持するために、継続的なメインテナンスの重要性を改めて再認識できる内容だったと思います。
臨床現場での課題解決に向けた一助として、本記事が皆さまの考察材料となれば幸いです。
Doctorbookはこれからも皆様の日々の臨床に役立つ情報を届けてまいります!