オーラルケア・フォーラム2016~和泉 雄一教授インタビュー~
先生にとって「患者QOLを追求した歯科医療」とは何ですか?
とにかく、口腔内の環境をよくするということですね。
口は社会生活を営む上で必須の部分です。
社会生活を健やかに過ごすためには口腔内をきちんとケアしていくことが重要です。
ですので、歯科治療が必要となってきます。
例えば、歯周病に罹患していると、歯がぐらぐらしてしまうので、食事ができません。
また、口の中には細菌がいっぱいいます。
そんな口の中に慢性炎症があるということは、健康にもよくありません。
全身疾患をもっと悪くしてしまいます。
ですので、患者さんのQOLを追求した歯科医療ということでいうと、「口腔内の環境をよくする」ということがまずは第一だと思います。
ご講演の内容を少し教えてください!
今回のテーマは「歯周治療に先立つ検査の勘所」ということですので、まず歯周治療の重要性をお話した上で、歯周治療を進める上で一番ポイントになる検査の部分をお話していきたいと思います。
まず必要となるのは、垂直性骨欠損や分岐部病変があるかどうかの検査です。
垂直性骨欠損や分岐部病変があると、どうしても外科治療が必要になります。
外科治療が必要となる場合、それも含めて治療の流れを組み立てなければなりませんので、その2つがどこにどの程度あるのかを評価するということがまず大切です。
さらに進んで、歯周病が治りにくい原因を見つけていくという検査があります。
その検査の一つは細菌についてです。どのような歯周病菌がどのくらいいるのかということを調べる。
もう一つは増悪因子。補綴物のマージンが合っていないなど、プラーク付着増悪因子がどこに隠れているか探し出すこと。
あとは遺伝子検査ですね。これはまだ一般的には出来ないので少しだけしかお話できませんが、疾患感受性が分かります。
参加予定の先生方へ一言お願いします!
歯周治療の勘所として絶対抑えておかなければならないというポイントをお話しようと思います。
詳しいところは当日お話させて頂きますので、ぜひ参加してください!
オーラルケアフォーラム2016とは?
和泉教授をはじめ、豪華講師陣にご登壇頂くオーラルケア・フォーラム2016。
10月31日まで早期割引を実施中です。ぜひこの機会にお申込みください。
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オーラルケアフォーラム2016
開催概要
日時:2016年12月17日(土) 13時~16時30分
会場:東京医科歯科大学M&Dタワー 2階講堂
講師:
東京医科歯科大学 生体支持組織学講座 歯周病学分野 和泉 雄一 教授
東京歯科大学 口腔顔面外科学講座 柴原 孝彦 教授
昭和大学歯学部 歯科補綴学講座 馬場 一美 教授
日本大学歯学部 保存修復学教室 宮崎 真至 教授
土屋歯科クリニック&works 院長 土屋 賢司 先生