オーラルケア・フォーラム2016~柴原孝彦教授インタビュー~
先生にとって「患者QOLを追求した歯科医療」とは何ですか?
今回、私は口腔外科の立場からお話をしたいと考えています。
歯科医師は歯と歯周組織をメインによく診ていらっしゃいますが、なかなかそれ以外の粘膜まで診ることは出来ていないように感じています。(患者QOLを追求する歯科医療のためには)口腔を一単位として診ることが出来るような診察力が求められるのではないかと思います。
ご講演の内容を少し教えてください!
とかく粘膜疾患は自分は苦手だと言われる先生が多いのですが、この機会に「粘膜も大事なんだな」「粘膜疾患を訴える人が多いんだな」ということをお伝えしたいなと考えています。
また、それ以外にも、高齢化社会で色々なご病気を持っている患者さんが多いです。特に骨粗鬆症の患者さんというのは1,300万人いるんです。人口が1億2000万ですから10分の1ですね。この治療薬であるビスフォスフォネート製剤が引き起こす口腔内への弊害についても、今回お話したいなと思っています。
参加予定の先生方へ一言お願いします!
今年4月の診療報酬改定の中でも、『地域包括医療』がキーワードとなっていました。医師、歯科医師、その他多職種の人が集まって、地域の人たちを助けようという流れになっています。その中で、歯科医師のは本来の役割である「一口腔単位を守る」ことができるようになるべきであって、そのために必要な知識をこの機会に得て欲しいと思っています。
オーラルケアフォーラム2016とは?
柴原教授をはじめ、豪華講師陣にご登壇頂くオーラルケア・フォーラム2016。
10月31日まで早期割引を実施中です。ぜひこの機会にお申込みください。
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オーラルケアフォーラム2016
開催概要
日時:2016年12月17日(土) 13時~16時30分
会場:東京医科歯科大学M&Dタワー 2階講堂
講師:
東京医科歯科大学 生体支持組織学講座 歯周病学分野 和泉 雄一 教授
東京歯科大学 口腔顔面外科学講座 柴原 孝彦 教授
昭和大学歯学部 歯科補綴学講座 馬場 一美 教授
日本大学歯学部 保存修復学教室 宮崎 真至 教授
土屋歯科クリニック&works 院長 土屋 賢司 先生