レッドコンプレックスとは 【歯科用語コラム】
レッドコンプレックスとは
レッドコンプレックスとは、歯周病の発症原因とされている細菌で、歯周病に罹患している方の大半からこれらが検出される。
歯周病のマイクロビオーム(歯肉縁下細菌叢)を病原性の違いによって6つに色分けし、その中で最も病原性が高いといわれている細菌の種類。レッドコンプレックスには、P.gingivalis、T.forsytia、T.denticolaが含まれる。
細菌検査では、レッドコンプレックス(とくにP.gingivalis)の有無によって、病原性の高い歯周炎かどうかを判定する。
レッドコンプレックスについて動画で学ぶ
大阪大学歯学部 予防歯科学講座教授の天野先生に歯周病治療のバイオロジーについてご講演いただきました。
口腔内管理において重要となるバイオフィルムの管理の必要性やアプローチについて今一度確認し、新型コロナウイルスによる受診控えによる対応も考えていける内容です。
先生の著書である『天野ドクターの歯周病絵本バイオフィルム公国物語』の絵やイラストを用いてご説明いただきました。
バイオフィルムの管理の重要性や、コロナウイルスによる歯科医院の受診控えの懸念などをお話しいただきました。
またそのほかにもバイオフィルムと歯・歯周組織の均衡崩壊であるMicrobial shiftの機序や、バイオフィルムのでき方など。歯周病治療の基礎を微生物学と絡めてご説明いただきました。
キーワード:歯周治療 常在菌