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2024年8月7日(水) 公開
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今回は、福岡歯科大学 口腔歯学部の助教でいらっしゃいます宮園 祥爾先生より、Extraoral-Dynamic Superimpose Scanning technique(EDSS)という、より簡便なスキャン方法による新たなインプラント上部構造の制作方法をご紹介いただきました。

従来のインプラント治療では、プロビジョナルから最終補綴物に移行する際、エマージェンスプロファイルの正確な反映が課題でした。アナログの方法では、プロビジョナルの形態を正確に再現するために多くのステップと費用がかかります。デジタルの方法では、スキャンボディが重要な役割を果たしますが、歯肉の干渉や装着の困難さが問題でした。

こうした課題を解決するために宮園先生らより考案されたのが、Extraoral-Dynamic Superimpose Scanning technique(EDSSテクニック)です。

EDSSテクニックは、口腔内での作業を最小限にし、台座を使用してプロビジョナルを外部でスキャンする方法です。
具体的には、プロビジョナルが装着された状態のSTLデータを取得し、エマージェンスプロファイルの正確な形態を記録します。そのプロビジョナルを口腔外で台座と装着して再スキャンします。次に、スキャンボディを外部で装着しスキャンすることで、4つのデータ(装着されたプロビジョナルのデータ、台座に装着されたプロビジョナルのデータ、口腔内スキャンデータ、スキャンボディのデータ)を重ね合わせます。これにより、口腔内でのスキャンボディの装着が不要となります。

EDSSテクニックには多くの利点があります。
まず、口腔内での作業を大幅に減らすことができ、患者の負担を軽減します。また、従来の方法では、スキャンボディの装着や取り外しに時間がかかり、さらに干渉やエラーのリスクがありましたが、EDSSテクニックではこれらの問題が解消されます。また、データの重ね合わせによって、エマージェンスプロファイルの正確な再現が可能となり、最終補綴物の精度が向上します。

特に、インプラント治療におけるプロビジョナルからファイナルへの移行において、非常に役立つスキャン方法です。具体的な活用方法については、症例と共にご解説いただきますので最後までご視聴ください。

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