「もやもや解消！明日から使えるOHI攻略ガイド」は...

 【Step 5】パワーコントロールでは、
 噛む力や日常の力が口腔内・筋・関節・全身にどのような影響を与えるかを学び、
 患者さんの“見えにくい力のリスク”を読み取る力を養います。

Step 5 -1　「噛む力」が及ぼす影響

まず、噛む力だけでなく、会話・咀嚼・嚥下などの生理的機能や、寝姿勢・スマホ操作などの日常動作による外力、

さらに歯ぎしり・食いしばり・タッピングといったブラキシズムまで、さまざまな力の種類を整理。

弱い力でも長時間続けば筋肉疲労や関節負担につながること、

側頭筋の緊張からくる頭痛や顎関節への圧迫・摩擦など、力が全身症状に波及する仕組みを理解できます。

Step 5-2　力の影響の見極め方

次に、歯科衛生士として患者さんの口腔内や咬合の状態から力のかかり方を見極める方法を解説。
写真撮影のポイントや舌位置（舌や咬合位置）の評価、口腔周囲筋の緊張チェックなど具体例を交えて紹介し、

過剰な力による破損予防や正しい歯磨き指導につなげる視点が身につきます。

Step 5-3　「自律神経」と「力」の関係

さらに、交感神経・副交感神経のバランスと血糖コントロールが、

夜間の歯ぎしりや食いしばりにどのように関わるかを解説。
患者さんの生活習慣や睡眠の質を把握することで、ナイトガードに頼るだけでなく、

生活全体からブラキシズムのリスクを軽減するアプローチを学べます。

Step 5-4　チェアサイドでできる「パワーコントロール」

最後に、患者さんが日常で手軽に取り入れられる咀嚼力コントロールと筋肉リラックス法を紹介。
硬いものを無理に噛むのではなく、調理の工夫やガム転がしで咀嚼回数を増やす方法、

ほっぺを膨らませる簡単ストレッチ「ほっぺぷー」を通して、肩こりや頭痛予防にもつなげられます。
トイレや水分補給のついでに行える簡単な方法で、日常習慣に無理なく取り入れられる内容です。

【こんな人におすすめ】

・ブラキシズムやTCHの理解を深めたい歯科衛生士
・生活習慣や咀嚼力を考慮した患者支援を行いたい方
・筋・関節や頭痛リスクを踏まえた臨床力を高めたい方

【学べるポイント】

・噛む力やブラキシズム、TCHの種類と影響の見極め方
・自律神経・血糖コントロールと歯ぎしり・食いしばりの関係
・咀嚼力向上や筋肉リラックスの簡単実践方法（ほっぺぷー・ガム転がし）



 

【講師】

加瀬 久美子先生

歯科衛生士

株式会社Up to You代表取締役

2000年　北原学院歯科衛生専門学校 卒業
2014年　スウェーデン カロリンスカ大学 研修
2017年　Up to You 設立 / DH勉強会LOL 主宰
2018年　アメリカ ハワイ大学マノア校 研修
2021年　日本アンチエイジング歯科学会 理事
　　　　  株式会社 Up to You 設立
                  日本歯科社会教養推進機構 設立
2023年　スイス チューリッヒ大学 研修
2024年　スウェーデン イエテボリ大学・マルメ大学 研修

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