上顎前歯部の歯種別要点│根管形成でS字にならないコツと治療方法 #3
- 価格
- 3,850円〜(税込) (D+会員 3,080円〜(税込))
- 付与ポイント
- 1% (通常:35pt〜 D+会員:28pt〜)
-
- 00:10 〜 Weineの分類(根管の数の分類)
- 00:40 〜 Vertucciの分類
- 02:38 〜 Ahmedらの分類
- 04:25 〜 上顎中切歯の特徴
- 05:09 〜 上顎側切歯の特徴
- 05:44 〜 【症例】上顎側切歯の難治症例
- 10:00 〜 【症例】右下6番 ファイルの破折を認めるケース
- 10:50 〜 S字状根管の治療方法
- 12:55 〜 抜去側切歯各5本をμCT(マイクロCT)で形成前後を重ね合わせて計測した研究結果
- 14:29 〜 側切歯の根面溝、陥入歯
- 14:43 〜 上顎犬歯の特徴
- 16:25 〜 上顎第一小臼歯の特徴
- 17:55 〜 根管のエックス線の写り方
- 19:45 〜 【症例】上顎右側第一小臼歯のfast break
-
*2022年2月26日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
引き続き、根管解剖の講義です。
歯学部の学生であれば歯の解剖は学生時代に多くの時間を費やして学びますが、対象を歯内療法に絞って歯の解剖を学べる機会はほとんどないと思われます。
しかし多様な形態を示す根管のバリエーションを知らずに歯内療法を行うことは不可能であると木ノ本先生は仰います。
そして上顎前歯部を歯種別に要点をまとめていただきました。
初めに分岐根管の分類で有名なWeineの分類やVertucciの分類の論文を参考に、根管形態のバリエーションについて解説していただきます。
常にどのパターンで根管が走行しているかイメージが重要であるなど、歯内療法において根管の見落としを防ぐための知識が身につく内容となっています。
動画では上顎側切歯や大臼歯の難治症例を用いて、湾曲根管の治療方法について解説していただきます。
上顎側切歯に根管治療を行い根管充填まで終えても痛みの消えないケースです。
上顎中切歯や側切歯では髄腔を空けるとき、舌面から削除を進めるため、根尖に唇側への湾曲があれば根管は直線的ではなくS字になってしまいます。
こうなるとトランスポーテーションを生じやすくなり、治癒が難しくなってしまいます。
トランスポーテーションをおこさないようにはどうすればよいか?
ポイントをわかりやすく説明してくださいました。
また、側切歯では特に注意が必要と仰います。
μCT(マイクロCT)で形成前後を重ね合わせて計測した研究結果では、割とまっすぐで円錐形が多いと思われる側切歯であっても、2割くらいは根管内には狭窄部分があり、根管壁は凸凹しているためファイルがあたっていない根管壁を認めます。
つまりファイルを入れて形成したとしても根管形成は完成しているわけではないといえ、木ノ本先生はその後の洗浄や仕上げの形成も重要性についても、言及されています。
動画後半では根管を確認する際のデンタル写真も見方の注意点や、偏心投影の重要性について解説していただきます。
歯内療法の基本は根管を見逃さないことから始まります。
明日からの診療にすぐに参考となる内容となっています。
ぜひご覧ください。
Doctorbook academy
本サイトは、歯科医療に従事されている皆さまを対象に情報提供するサイトです。
あなたは歯科医療従事者ですか?
※一般の方は患者向けサイトDoctorbook をご覧ください
Facebook ログインの確認
Doctorbook academy は Facebook ログインをサポートします。
Facebook アカウントより必要な情報を取得します。
許可する場合、YES を押して Facebook 連携に進んでください。
誤って Facebook ログインを選んだ場合は NO を押してください。