小児の発育における口呼吸の影響 #1
- 価格
- 22,000円〜(税込) (D+会員 17,600円〜(税込))
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*2022年10月3日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
本講義では、ビューテイコ呼吸法インストラクターである井上先生に分かりやすい口呼吸の解説を行っていただきました。
口呼吸の定義や起こる原因、口呼吸がもたらす子どもへの影響などをテーマに、不正咬合は予防可能なのか?という疑問に迫ります。
まずは「口呼吸がもたらす子どもたちの危険な未来」について解説いただきます。
不正咬合の原因になりうると考えられている口呼吸ですが、さらに深堀してどのような影響があるのかひも解いていきます。
歯並びが悪い子どもは、呼吸をすること・食べること・話すことなどがうまくいっていないという点が共通しています。
そんな中で、落ち着きがない・発達障害などのことまで不安になっている親御さんが歯科医院へ相談にくることもあるでしょう。
さまざまな不安を抱えている患者さんに対し、歯列だけでなく多様な視点でサポートすることが大切だと述べられました。
また、歯列の乱れを予防するためには、乱れている原因を追究することが非常に重要です。
近年の子どもに見られる原因には顎の成長が悪く歯が並ばないことが挙げられ、気道の狭さも注目されています。
そして、顎の成長を妨げてしまう原因としては、子供たちの「お口ぽかん」いわゆる口呼吸が考えられます。
では、なぜお口ぽかんが顎の成長を妨げてしまうのでしょうか。
その原因には、舌の位置に問題があることで顎がうまく成長しないこと・頬に歯列が押されて歯列が乱れることが挙げられます。
さらに、口呼吸を行うことで頭蓋顔面発育障害を起こし、ガミースマイルや過蓋咬合などを引き起こす危険性もあります。
頭蓋顔面発育障害の弊害としては以下のような項目が挙げられ、注目すべきは5番・6番です。- 1.顔貌成長障害
- 2.歯列不正
- 3.顎関節症
- 4.呼吸障害(睡眠呼吸障害)
- 5.全身姿勢への悪影響
- 6.虫歯、歯周病
睡眠時呼吸障害・閉塞性睡眠時無呼吸症では、多動や不注意が見られ学習能力や社会活動に影響を与えることもあります。
そのため、口呼吸から始まる睡眠呼吸障害は切り離せない問題であり、口呼吸の原因を追究することが大切なのではないでしょうか。
前回もお伝えしたRoot Gear modelをしっかりおさらいし、口呼吸の原因と考えられるものをしっかりと患者さんに当てはめてみましょう。 - 1.顔貌成長障害
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