＊2022年1月14日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。

歯周病の治療はありきたりで、既に知っているから改めて学ぶことはないと感じる先生方も多いかと思います。
実際にセミナーでも歯周基本治療を長々と講義することはありません。
プレゼンテーションをご覧いただいている先生方にモチベーションを挙げていただくために、歯周基本治療のベネフィットを列挙して解説してくださいます。

まず、一番大きなものとしては原因除去療法に熱心に取り組む医院はほとんどないことから考えられるベネフィットです。
俯瞰的にみると、どういった利点があるのかをお話くださいます。

次に大きいのが、患者さんが「自分の努力で歯を守ることの大切さ」を身をもって理解できるという点です。
これによって何が生まれるのか？
そこから自費率を上げるためのコツも伝授してくださいます。
どうしたら自費率が自然と上がっていくのかのお話は必見です。

そして、歯肉の炎症が取り除かれるとプラーク由来の炎症がなくなるので、診断が容易になる点もベネフィットとして挙げられます。

さらに、当然ながら炎症がコントロールされてくるので歯肉からの出血が最小限になります。
そうなれば補綴処置や充填処置の難易度が下がることもお話くださっています。
実際の診療と絡めてお話くださいますので想像がしやすいです。

そして、これは患者さんに対してのベネフィットの側面が強いですが「自分の口腔内に関心を持つ感覚」が培われるという点です。そういった時にどうなるのか、また、私たち歯科医師にとってもベネフィットである理由も説明してくださっています。