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顎関節症に対する歯科衛生士の役割とセルフケア指導のまとめ

    • 00:11 〜 疾患教育と病態説明のまとめ
    • 00:56 〜 守るセルフケアのまとめ
    • 01:12 〜 機能改善のセルフケアのまとめ 
    • 02:04 〜 メンテナンス時に分かる隠れ顎関節症の見つけ方 
    • 03:03 〜 顎関節症に関する参考図書の紹介 
    • 03:26 〜 顎関節症認定歯科衛生の紹介
  • *2023年7月11日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。


     顎関節症に対するセルフケア指導のまとめを島田淳先生がご説明して下さいます。
     
    患者教育・病態説明はとても重要で、顎関節症は怖くないことを患者様に理解してもらい安心してもらうのが大切です。
    プラセボの効果も4割はあると言われているので、患者様との信頼関係が痛みの軽減に繋がることも多いにあります。
    なぜセルフケアが必要なのか、何をしたら良いのか理解してもらい、顎関節の負担軽減と機能回復に努めます。
    守るセルフケアでは、問診票と医療面接からリスク因子を見つけリスク因子を減らし、個人の許容範囲を増やすことが重要です。
    具体的なリスク因子は、TCH、頬杖、うつ伏せ寝、片咀嚼、睡眠、ストレスなどです。
    リスク因子に対し、深呼吸、口を大きく開ける、1時間に1回立ち上がって体を動かすなどの指導をします。
    機能改善のセルフケアでは、咀嚼筋・顎関節の痛み、開口障害、クリック音に対して行います。
    あいうべ体操や舌回し、マッサージや自己牽引法、関節可動域訓練などが有効になりますが、経過をみる場合もあります。
    痛い時には無理せずに休みながら行うこと、運動療法は食事や入浴とセットで行い習慣化してもらうことが指導のポイントになります。
     
    隠れ顎関節症の方も多いので、メンテナンスに通っている方から見つけて歯科衛生士が指導を行えます。
    口が開かない、顎が震えるなどは隠れ顎関節症の特徴なので、患者様にセルフケアを教えてあげると信頼構築にもなります。
     
    島田先生から参考図書のご紹介がありますので、こちらもぜひご覧下さい。
    日本顎関節学会は認定歯科衛生士制度を発足したので、認定資格を取得し多くの患者様を幸せにして欲しいと島田先生からのメッセージがございました。

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