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2023年12月13日(水) 公開

咬合再構成により全身不調が生じた症例〜顎運動機能の重要性と咬合論〜

    • 00:00 〜 Introduction
    • 00:38 〜 口腔の健康状態と全身の関係性
    • 05:10 〜 症例〜咬合再構成により全身不調が生じた症例〜
    • 12:57 〜 顎運動機能の重要性〜咬合論〜
  • 矯正治療やインプラントなどによって咬合の再構成を図ることがあるのではないでしょうか。
    では、「なぜ咬合を変える必要があるのか?」
    この命題に明確に答えることができますか?
    今回の動画を見れば、一つの答えを知ることができます。
    その上で、顎運動を可視化する必要性や将来の歯科治療への発展について理解を深めることができるでしょう。

    実際の症例を供覧しましょう。
    他院からの紹介で歯科治療後の頭痛や肩こりなどの不定愁訴を訴えて来院された患者さんです。
    極めてオーソドックスな治療が完了していますが、丁度その時期から愁訴が強くなってきたそうです。
    このようなことが起きた原因は何でしょう、どのように対処すればよろしいのでしょうか。

    そもそも、補綴物などの咬合は咬合器上で再現されます。
    しかし咬合器上での運動が生体と一致しているという保証はどこにもありません。
    この差異が患者さんの訴える症状・愁訴として表現されていたのです。
    したがって、これらを一致させるため、近年ではデジタル技術を用いて、顎運動を可視化し再考することが重要視されています。

    【関連用語】

    1.    顎運動 (Jaw Movements): 顎の動きを指し、開閉運動や左右運動などが含まれます。顎運動は咬合の調整や機能的な評価に重要です。
    2.    矯正治療 (Orthodontic Treatment): 不正咬合を修正するための治療。歯列の位置を整えたり、顎の成長を誘導したりします。
    3.    インプラント (Dental Implants): 欠損した歯を補うために、顎の骨に埋め込まれる人工の歯根です。
    4.    咬合再構成 (Occlusal Reconstruction): 噛み合わせに問題のある咬合面形態を改善することで、機能的かつ美的な咬合を実現する治療。
    5.    可視化技術 (Visualization Technology): 医療データや治療計画を視覚的に示す技術。患者の理解を助け、治療計画の精度を高めます。
    6.    デジタル技術 (Digital Technology): 歯科診療において、画像処理やデータ管理などに使われる最先端技術。
    7.    顎運動測定器 (Jaw Movement Tracker): 顎の動きを正確に測定するための装置。診断や治療計画に役立ちます。
    8.    デジタル化 (Digitalization): 歯科診療における情報やプロセスをデジタル技術によって管理・改善すること。
    9.    顎運動の異常 (Abnormal Jaw Movements): 通常とは異なる顎の動き。顎関節症などの疾患の診断に重要です。
    10.    治療計画 (Treatment Planning): 患者の診断に基づき、最適な治療方法を計画するプロセス。
    11.    顎運動の可視化 (Visualization of Jaw Movements): 顎の動きを視覚化する技術。診断や治療計画の精度向上に貢献します。
    12.    磁気ベクトル空間方式 (Magnetic Vector Space Method): 顎の動きや位置を高精度で測定するための技術。磁気センサーを用いる。
    13.    咬合再構成の設計 (Design of Occlusal Reconstruction): 咬合再構成治療を行う際の詳細な計画や設計のプロセス。

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