顎位が生体に与える影響~歯や歯周組織、顎関節はどう変化する~
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【参考書籍】
書籍も併せてご視聴いただくことで、さらに理解が深まります。
「その下顎位をどう決める?─全顎的補綴修復治療・矯正治療のための臨床的知識─」
[著] 中村茂人
「ジャパニーズ エステティック デンティストリー 2020」
[編集委員長] 山崎長郎 [執筆] 山崎長郎 [執筆] 中野忠彦 [執筆] 中村茂人 [執筆] 高橋 健 [執筆] 岩田 淳 [執筆] 橋村吾郎 [執筆] 志田和浩 [執筆] 関 錦二郎 [執筆] Jan-Frederik Güth [執筆] Bogna Stawarczyk [執筆] Daniel Edelhoff [執筆] Anja Liebermann
「天然歯審美修復のセオリー 図解Q&A」
[監著] 北原信也 [著] 西山英史 [著] 山﨑 治 [著] 中村茂人 [著] 加部聡一 [著] 富施博介 [著] 西 耕作 [著] 松本和久 [著] 橋爪英城 [著] 上林 健
症例から顎位に変化による様々な影響を見てみましょう。
最初の症例では左上7は根管治療とSRPによって治癒起点に向かっていましたが、顎位の変化が影響し歯根破折をきたしました。
顎位の変位により、早期接触が生じたためと考察されます。
また、別の症例では、顎位の安定化により不定愁訴が改善されました。
このような場合は好反応により一時的に症状の増悪がみられますが、3日ほどで軽快していく傾向があります。
歯周病との関連はどうでしょうか。
異常な咬合負荷は、歯周炎を増悪させるという研究報告がなされています。
しかし、咬合力だけでは歯周組織は破壊されません。
細菌性因子があって初めて歯周組織の破壊が生じるとされています。
中村先生の自験例では、プラークコントロールとスプリントによる咬合力のコントロールを行い、歯周組織の改善がみられました。
過度な咬合力に対する生体反応として骨隆起があります。
これにはピエゾ効果が関与していると報告されています。
筋肉が緊張する原因はブラキシズムや顎位の変位があります。
次に顎関節にスポットライトを当ててみます。
顎位の変化には顎関節へ影響を及ぼすことがあります。
CTやMRIでの診察は重要ですが、非常に微細な差異になることがあり、よく目を凝らして診査・診断を行うことが必要です。
CTでの診察を行うときは、関節突起の形態や骨硬線の状態をしっかりと確認するようにしましょう。
また、MRIでは関節円板の位置や関節頭の形態を確認しましょう。
顎位の変位が生じている場合、下顎骨の成長に影響することも報告されています。
また、facial patternと顎関節にも関係があり、咬合平面が急傾斜な場合、円板転位などの障害が生じます。
これを考えると、筋肉の調和や咬合平面を整えることが重要です。
たとえ、外科的対応を行っても、これらが改善していなければ原因除去ができておらず、再発する傾向にあります。
顎位の変化が生体にどのような影響を及ぼすのかがまとめられた内容です。
ぜひ一度ご視聴ください。
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