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2024年3月6日(水) 公開
解剖学的構造から咬合を考える│駒澤 誉先生
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診断の原則は正常像を理解することにあると思います。
「正常な咬合」の定義は曖昧である一方、解剖書を紐解いてみると、咬合を構成する一つ一つの要素には、それぞれ理想的正常像が存在することがわかります。
これらを構成する要素の理想形を理解し、整理してゆくと、それぞれの要素の相関関係の上に「咬合」という複合的な機構が成立していることが見えてきます。
「咬合」に愁訴を持った患者さんをいきなり俯瞰して診ても、その状態を理解することはなかなか難しく、それはもしかしたら、「森を見て木を見ず」の状態に陥っているのかもしれません。
患者さんの咬合を構成する要素それぞれを、理想形と照らし合わせ、整理することで、もしかすると有効な治療介入の手段が手に入るのではないかと考えます。
咬合を構成する要素について図示、整理し、その上で、「咬合」についての、駒澤先生なりの考えについてもお話していただきました。
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