自家歯牙移植に伴う根管治療 / 受容側の掻爬 / 移植治療の流れ|吉岡隆知先生・須藤享先生・井角佐利先生_#1
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ディスカッションの出だしでは、伊角先生からご自身の症例に関する疑問点を、歯内療法専門医である吉岡隆知先生、須藤享先生に問いかけていただきました。
自家歯牙移植における根管治療は、その技術的な側面から口腔内での実施が推奨されます。
また、移植後に根管治療を施すことが、多くの報告により確実性が高いとされています。
受容部位の抜歯窩については、必要以上の掻爬は避け、肉芽組織を過度に取り除くことなく、最小限に留めることが重要です。
これは、肉芽組織自体が組織修復を促進する役割を担っているため、過剰な除去は不要という考えに基づいています。
感染源の除去が治療の鍵を握り、特にドナー歯の汚染除去に重点を置くべきといえるでしょう。
即時型移植と遅延型移植の選択に際しては、頬側の骨の状態をCTで確認し、4壁がしっかり残存している場合は即時型移植を選択しても問題ないとされています。
移植後の根管治療は、術後4週間を目安に開始することが望ましいとされます。
これらの技術的ポイントやタイミングの判断基準は、専門医の豊富な経験と洞察に基づくものです。
自家歯牙移植を成功させるために、専門医の先生方の着眼点を参考にしてみてください。
次のエピソード
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44歳の女性が右下7番の抜歯後、その空隙に右下8番を移植後、外部吸収の兆候が見られた症例を吉岡隆知先生に解説いただきました。再生する
再生時間 08:42
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