二次カリエスへの対処法|確実な形態と長期的な管理こそ二次カリエス予防の基本!
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宮崎真至先生による「保存修復のトラブル&リカバリー」最終回は、2次カリエスの対処法・予防法です。
修復物周囲には二次カリエスが生じていることが少なくありません。 どのように対応すればいいのでしょうか。
また、自分の行った修復物がこのような二次カリエスにならないようにするには何が大切なのでしょうか。
二次カリエスを発症予防するには、適切な形態修正と徹底した継続的な管理が大切です。
修復時の基本的な操作は通常と変わりません。
こうした一つ一つのステップを着実にこなすことが何よりも二次カリエス予防には重要です。
過去の報告でも、修復物の失敗には材料の物性はあまり関係ありません。
正しい術式、慎重な接着剤の選択が最も重要な因子になります。
二次カリエスはCR修復の中で最も多いやり直しの原因の一つです。
歯頚部カリエスの場合は確実な歯肉の圧排やベベルの付与といった気泡的な対応が大切です。
また、歯頚部の歯肉に近いう蝕病巣の除去には、スプーンエキスカベータを用いることもコツです。
回転切削器具を用いると、歯肉を傷つけ出血の原因になるため、スプーンエキスカベータを使うことをオススメします。
病巣を完全に除去できたら、接着操作をしっかりと行い、充填を行います。
隣接面の場合はどうでしょう。
この場合、あらかじめシリコーン印象材で舌側の型を取っておくと迅速、的確に充填を行うことができます。
隣接面の修復では、病巣を除去したのち、舌側をまず充填します。
その次に、隣接面、最後に唇側の充填を行います。
このようにステップごとに治療を進めることが成功のカギです。
臼歯部の場合も同じです。
二次カリエスの予防には、確実な接着操作と継続的な管理が何よりも重要です。
二次カリエスを起こさないようにするには基本が最も重要です。
これまでの動画を含め、総合的に履修いただき、CR修復マイスターになりましょう。
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