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今回は陥入歯の診断と治療について、前歯の痛みと腫れを主訴に来院した患者様の症例をもとにご紹介します。
これらのケースを通じて、陥入歯の診断から治療までの具体的なプロセスを紹介しています。
症例をもとに、陥入歯の診断とマネジメントについて学び、日々の臨床に役立ててください。
【症例1: 前歯の痛み】
患者様の主訴:前歯が痛い
診断:
左上2番の歯に対して、EPT(−)、冷温痛(−)、打診(+)という所見があり、デンタル画像で2本の不透過性ラインが確認されました。CBCT撮影により、陥入歯タイプⅡと判断しました。
治療:
陥入部の除去を行い、根管治療および根管充填を実施しました。その後、12ヶ月経過した時点でも良好な状態を保っています。
【症例2: 歯茎の腫れ】
患者様の主訴:前歯の歯茎が腫れる
診断:
左上2番の歯に対して、EPT(+)、冷温痛(+)、打診(−)という所見があり、デンタル画像で2本の不透過性ラインが確認されました。CBCT撮影により、陥入歯タイプⅢAと判断しました。
治療:
陥入部への根管治療が必要と判断し、偽根管の根管治療を行いました。その後、MTAセメントで根管充填を行い、24ヶ月後のCBCT撮影では透過像の縮小が見られました。
【学びのポイント】
診断の精度向上:デンタル画像とCBCT撮影を活用して、陥入歯を正確に診断する方法を学びます。
陥入歯の分類と特徴:Oehlersの分類に基づき、陥入歯のタイプを把握し、それぞれに応じた治療法を理解します。
根管治療の実践:陥入歯に対する効果的な根管治療と、その後の経過観察について詳しく解説します。
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