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2024年7月25日(木) 公開
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朝日大学歯学部口腔機能修復学講座 歯科保存学 講師である長谷川智哉先生による、陥入歯のマネジメントに関する講義内容です。
本講義では、痛みや治療が治らない症例を通じて陥入歯の診断方法とその対処法を詳細にご説明いただきました。

陥入歯とは、エナメル質や象牙質が歯髄腔内に深く陥入した形態異常歯を指し、治療が通常よりも複雑になります。
陥入歯の出現率は永久歯が0.3〜10%と報告されており、術前に見抜き適切にマネジメントすることが求められます。

陥入歯の診断については、画像検査、周囲組織検査、歯髄検査の3つが不可欠です。
まずはデンタル画像で歯の内部に2本の不透過性ラインがあるかどうかを確認することが、陥入歯を術前に見抜くポイントです。
歯髄検査では、不可逆性か可逆性かの判断が難しい場合、温冷刺激に対して10秒以上の痛みがある場合は不可逆性か歯髄壊死と判断します。CBCT撮影を用いて術前に形態を把握することも重要です。
診断後、Oehlersの分類に基づき、4つのタイプに分けられ、陥入部の深さや歯根膜との交通点を判断します。

それでは、陥入歯と診断された3症例を通じて、それぞれの治療方法を確認してみましょう。

症例1:左上2番に対して、EPT(−)、冷温痛(−)、打診(+)、CBCT撮影により陥入歯タイプⅡと診断。
症例2:左上2番に対して、EPT(+)、冷温痛(+)、打診(−)、CBCT撮影により陥入歯タイプⅢAと診断。
症例3:右下2番に対して、EPT(+)、冷温痛(+)、打診痛(+)、CBCT撮影により陥入歯タイプIIIBと診断。

続きは動画にてご覧ください。

エピソード

  • 陥入歯の検査、診断方法やタイプごとの治療方針について詳しく解説されています。保存学講師でもある長谷川先生の臨床から得られた経験と症例から学ぶことが出来ます。
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    再生時間 07:34

  • 陥入歯はOehlersの分類に基づき、4つのタイプに分けられます。 これにより、陥入部がどの程度歯髄腔内に入り込んでいるのか、どこで歯根膜と交通しているのかを判断します。 詳しい診断方法を動画で解説しておりますので、ぜひご確認ください。
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    再生時間 12:16

  • 陥入歯の診断には、画像検査、周囲組織検査、歯髄検査の3つが不可欠です。 特に、不可逆性か可逆性かの判断が難しい場合、温冷刺激に対して10秒以上の痛みがある場合は不可逆性か歯髄壊死と判断します。 複雑な形態を持つ陥入歯について、CBCT撮影を用いて術前に形態を把握することの重要性を解説いただきました。
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    再生時間 12:09

  • 今回は陥入歯の診断と治療について、前歯の痛みと腫れを主訴に来院した患者様の症例をもとにご紹介します。 これらのケースを通じて、陥入歯の診断から治療までの具体的なプロセスを紹介しています。 症例をもとに、陥入歯の診断とマネジメントについて学び、日々の臨床に役立ててください。
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    再生時間 21:58

  • 本動画では、下の前歯の歯茎の腫れを訴えて来院された患者様の症例を取り上げ、陥入歯の診断と治療のポイントを紹介します。 デンタル画像での早期発見、適切な治療計画、そして定期的な経過観察の重要性を再確認しましょう。
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    再生時間 17:21

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