ORT塾 第8回 PART2
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子どもの口腔発達を正しく評価することは、歯科医療において極めて重要です。
今回は、頭蓋顔面発育障害の診断をテーマに、8歳女児の症例をもとに評価手順を解説します。
この症例では、いびきを主訴に来院した患者さんの口腔内と全身を詳細に観察していきます。
まず、左下Cと左上Bの早期脱落、インディケーターライン+10mm、上顎間距離30mmと顎の小ささが確認されました。
姿勢評価では右肩下がり、猫背、反り腰など全身のバランス不良も指摘されています。
診断手順としては、まず舌小帯短縮症の可能性を検討していきます。
舌小帯尖間距離はわずか5mmで、吸い上げ機能は50%未満。
発音評価では「ら行」「さ行」の発音障害が確認され、根本原因Aの診断基準を満たしていました。
次に鼻閉・気道評価として、アデノイド3度、扁桃腺4度肥大、アレルギー疾患、睡眠障害の有無を評価。
鼻呼吸が困難で横隔膜呼吸不良、睡眠中のいびきや中途覚醒などの症状も確認されました。
さらに口唇と嚥下機能の評価では、口唇閉鎖不全(8mm開大)とオープンポスチャーが認められました。
異常嚥下の徴候として、嚥下時にオトガイ筋や胸筋、口輪筋の過活動、舌突出が観察されています。
これらを総合的に診断した結果、頭蓋顔面発育障害による重症例です。
根本原因はA+B両方の要素を有し、ADHD様の症状や全身姿勢不良まで波及していました。
こうした多角的評価の流れを順序立てて解説し、舌小帯、鼻閉、口唇閉鎖、嚥下機能、全身姿勢まで診る視点を学ぶことができます。
明日からの診療で「気づける力」を養うための貴重な内容です。
小児患者への口腔機能評価に自信を持ちたい歯科医師の先生方に、ぜひご視聴をおすすめします。
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