FDO理論を考慮した臼歯の形態|遠山敏成先生
-
※本コースの視聴期間は2026年2月28日まで※
K2オンラインコース 『伝説の歯科技工士 桑田正博先生の教えを臨床に活かす』とは…?
歯科医療界に多大な影響を与え続けている伝説の歯科技工士 桑田正博先生。 その革新的な咬合理論と臨床哲学は、今なお多くの歯科医療従事者の指針となっています。
今回、桑田先生から直接指導を受けた精鋭の歯科医師たちが集結し、 その貴重な教えを現代の臨床に活かすための新しいオンラインコースが始動しました。
毎週1動画ずつ公開となります。公開後1週間はプレミアム動画として公開されますので、D+・みんプレの方は視聴無料!この機会をお見逃しなく。
※その後、スペシャル動画として公開となります。
コースTOPページを見る
今回は「デジトーク」でお馴染み、遠山敏成先生に「咬合」を学びます。
現在はPC上で殆どの補綴物設計ができますが、アナログと同じ咬合の知識をつけ、デジタルでも設計が出来るように、FDO理論を学びましょう。
咬合を決定する際には、
①「上下顎の位置関係」→FDO=Functionally Discluded Occlusion
②「上下歯の接触関係」→3plane concept
この二つを整えて全顎的に歯列を構成します。
FDOとは、中心位の定義変化の歴史や、Balanced Occlution(犬歯誘導)、Disclution(犬歯誘導による側方運動時の臼歯咬合離開)、一咬頭一点接触などの咬合様式、Balancing contact(側方運動の平衡側接触)の除去、これらGnathology=総合的な顎咬合学に加えて、自由度のある咬合Physiogical occlutoin=生理学的咬合を合わせたものです。
FDO の基本原則は以下になります。
1. 咬頭頂の位置は全歯牙に渡って、上下差のない同一咬合平面に連ねる。
2. 中心位咬合においてはできるだけ多くの歯が平均に接触し、咬合圧は全歯牙に分散させる。
3. セントリックにおける上下歯の関わりは、軽く接触停止した状態で"Area of Centric"を基としCRO、COにおいても、全歯に安定的な関わりを持たせる。
4. セントリックにおける咬合接触はカスプトゥフォッサの関係とする。(F.D.O.ポイントセントリック)
5. 咀嚼閉口時においてかかる咬合の応力はできるだけ歯の長軸に向かわせ、側方圧の過重負担を避ける。
6. 前方運動時においては、前歯部のみ、できるだけ多くの歯が平均に接触し、臼歯部は離開させる。
7. 前方運動時においては、下顎切歯切縁と上顎切歯舌側辺縁隆線とを平均に接触ガイドさせる。
8. 側方運動時においては作業側のみ機能的な接近関係をもたせ、非作業側は絶対に接触させない。
9. 下顎閉口時における咬頭と作業側内斜面との関わりは、後方に行くに従い中央寄りに小さくする。
10. 上顎臼歯作業側内斜面は二つの異なった角度によって構成する。
11. 第二、第三大臼歯は上下歯の接近度合いを大きくとる。
3plane conceptとは、歯頸部・豊隆部・咬合面(切端)の形態付与の方法です。
実際の症例を視聴して参考にしてください。
歯科界でも苦手意識の多い咬合を一時間で学べるこの動画を、ぜひご視聴下さい。
Doctorbook academy
本サイトは、歯科医療に従事されている皆さまを対象に情報提供するサイトです。
あなたは歯科医療従事者ですか?
※一般の方は患者向けサイトDoctorbook をご覧ください
Facebook ログインの確認
Doctorbook academy は Facebook ログインをサポートします。
Facebook アカウントより必要な情報を取得します。
許可する場合、YES を押して Facebook 連携に進んでください。
誤って Facebook ログインを選んだ場合は NO を押してください。