患者の個別性も対応した欠損歯列症例の経過 前半|第43回 臨床歯科を語る会 分科会【加齢変化を見据えたパーシャルデンチャー】
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2024年7月5日-7月7日に開催された『第43回 臨床歯科を語る会』のアーカイブから、
分科会セッション「加齢変化を見据えたパーシャルデンチャー」の講義をお届けします。
第43回 臨床歯科を語る会分科会セッション「加齢変化を見据えたパーシャルデンチャー」から設楽先生の個別性の高い長期症例への補綴的対応の講義をお届けします。
この動画では、50歳で初診した患者が20年以上にわたり抱えた「壊れやすい補綴物」の悩みを、テレスコープ義歯とミリングアタッチメントでどのように解決したかを追体験できます。
強い咬合力・不規則な咬合平面・多忙による通院制限という三重苦を抱えた症例を、段階的な介入と長期的視点でマネジメントしたプロセスが凝縮されています。
▼初診と応急対応
上顎前歯部セラミックブリッジの脱離・破折を主訴に来院した時点で、上下には長期使用の義歯が装着済み。患者の希望は「壊れない義歯」。
時間的制約を踏まえ、まずは応急修理と経過観察を選択します。
▼度重なる破折と中断のリスク
会社移転による通院中断で他院治療が混在し、咬合はさらに悪化。
強い咬合力が補綴物を次々と破損させる過程が示され、「患者背景が治療継続を左右する」現実がリアルに伝わります。
▼テレスコープ義歯の段階導入
2000年代に入り、下顎クラウンをミリング付きに更新し、上顎では前歯部ブリッジ破折を契機にテレスコープ支台を追加。
咬合平面の大幅修正は先送りしつつ、根面板やシングルレストで支持力を確保します。
▼70歳時の総合再建とメンテナンス
残存歯の動揺・小臼歯破折を機に、上下ともリジッドなテレスコープ設計へ全面移行。硬食品摂取指導と夜間義歯管理を徹底し、2020年時点でも義歯は良好に機能しています。
働き盛りから高齢期へと変化するライフスタイルを診療計画に織り込み、信頼関係を保ちながら最終設計へ導くヒントを得てください。
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