Doctorbook academy

スペシャル
2025年10月22日(水) 公開

下顎埋伏智歯抜歯:総論 #1

価格
22,000円〜(税込)
付与ポイント
1% (200pt〜)
  • クレジットカード
  • Amazon Pay

  • 下顎埋伏智歯抜歯のアドバンスドベーシックコースを、お届けします。
    パート1は午前座学の部、新名主 耕平先生の講演です。
    口腔外科の登竜門、下顎埋伏智歯抜歯の総論を解説します。


    ▼総論:思考プロセスと安全域
    パノラマとCTで走行や分岐部を把握し、フラップ設計、骨削合、
    分割、脱臼、止血、縫合までを術前にシミュレーションします。
    骨削合は安全な側から開始し、視野確保を優先します。器具は
    軟組織や神経を避け、接触させない操作を徹底します。

    ▼分類と守備範囲の決め方
    Pell&Gregory分類と歯軸で難易度を見極めます。まずは水平〜
    近心傾斜、Class I〜II、Position A〜Bを対象にすると視野が
    取りやすく成功率が上がります。神経との近接が疑わしい所見が
    あればCTを撮影します。年齢は32〜35歳を一つの目安にし、
    偶発症リスクを念頭に計画します。

    ▼症例:62歳・左下8の戦略
    神経近接が疑われる症例で、術前に時間割を設定します。
    展開・剥離、分割・脱臼、試行の余白、止血・縫合と各工程に
    所要時間を見積もります。高血圧などの全身状態に配慮し、
    出血や神経圧迫の可能性に対して二回法を選択肢として説明し、
    状況に応じて撤退も視野に入れます。

    ▼実践のコツ:剥離〜分割〜縫合
    牽引で皺を作って切開線を安定させ、骨面から先に剥離します。
    分岐部を明示してから分割し、遊びを作って脱臼方向へ導きます。
    出血は確実な圧迫で止血を確認し、左手と右手を連動させた
    機械結びで緊張をコントロールして縫合します。

    本編は、要点と背景の意図を往復しながら、明日からの診療で使える判断基準と手技の精度向上を目指します。

Doctorbook academy

本サイトは、歯科医療に従事されている皆さまを対象に情報提供するサイトです。

あなたは歯科医療従事者ですか?
※一般の方は患者向けサイトDoctorbook をご覧ください


Facebook ログインの確認

Doctorbook academy は Facebook ログインをサポートします。

Facebook アカウントより必要な情報を取得します。
許可する場合、YES を押して Facebook 連携に進んでください。 誤って Facebook ログインを選んだ場合は NO を押してください。