下顎埋伏智歯抜歯:総論 #1
- 価格
- 22,000円〜(税込)
- 付与ポイント
- 1% (200pt〜)
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下顎埋伏智歯抜歯のアドバンスドベーシックコースを、お届けします。
パート1は午前座学の部、新名主 耕平先生の講演です。
口腔外科の登竜門、下顎埋伏智歯抜歯の総論を解説します。
▼総論:思考プロセスと安全域
パノラマとCTで走行や分岐部を把握し、フラップ設計、骨削合、
分割、脱臼、止血、縫合までを術前にシミュレーションします。
骨削合は安全な側から開始し、視野確保を優先します。器具は
軟組織や神経を避け、接触させない操作を徹底します。
▼分類と守備範囲の決め方
Pell&Gregory分類と歯軸で難易度を見極めます。まずは水平〜
近心傾斜、Class I〜II、Position A〜Bを対象にすると視野が
取りやすく成功率が上がります。神経との近接が疑わしい所見が
あればCTを撮影します。年齢は32〜35歳を一つの目安にし、
偶発症リスクを念頭に計画します。
▼症例:62歳・左下8の戦略
神経近接が疑われる症例で、術前に時間割を設定します。
展開・剥離、分割・脱臼、試行の余白、止血・縫合と各工程に
所要時間を見積もります。高血圧などの全身状態に配慮し、
出血や神経圧迫の可能性に対して二回法を選択肢として説明し、
状況に応じて撤退も視野に入れます。
▼実践のコツ:剥離〜分割〜縫合
牽引で皺を作って切開線を安定させ、骨面から先に剥離します。
分岐部を明示してから分割し、遊びを作って脱臼方向へ導きます。
出血は確実な圧迫で止血を確認し、左手と右手を連動させた
機械結びで緊張をコントロールして縫合します。
本編は、要点と背景の意図を往復しながら、明日からの診療で使える判断基準と手技の精度向上を目指します。
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