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2026年9月11日(金) 公開

Step6-1 術前にしておきたい説明

  • Step6-1  術前にしておきたい説明

    プロービングを始める前、患者さんにどのような説明をしていますか。「ポケットを測ります」「歯ぐきの検査をします」だけでは、患者さんに検査の目的が十分伝わっていないかもしれません。

    Step6では「プロービング時の効果的な声かけ」をテーマに、術前・術中・術後の3つの場面に分けて、患者さんの理解につながるコミュニケーションを加瀬久美子先生が解説します。本動画では、プロービングを始める前に伝えておきたい「術前の説明」を取り上げます。

    まず重要なのは、これから行うのが「歯周病の検査」であることを明確に伝えること。「ポケットを測る」「チェックする」といった言葉だけではなく、何のために行う検査なのかを患者さんが理解できるように説明します。また、言葉だけで伝えるのではなく、歯周組織の断面図やモニターなどのビジュアルツールを活用することもポイントです。健康な状態と歯周病の状態を視覚的に比較することで、歯周組織で何が起きているのかを伝えやすくなります。

    さらに、検査時に痛みが生じる可能性についても事前に説明します。ただ「痛かったら教えてください」と伝えるのではなく、歯周病が進行していたり、歯肉に炎症があったりすると痛みを感じやすいことを先に説明しておくことが大切です。検査後に説明すると「言い訳」のように聞こえてしまう可能性がありますが、事前に伝えることで、患者さん自身が痛みを歯周組織の状態と結びつけて考えやすくなります。

    患者さんから「前回より痛かった」「ここだけ痛かった」と質問が出れば、その後の説明へつなげるきっかけにもなります。担当者が変更になった場合にも、検査方法の違いによる誤解を防ぐため、事前の説明が重要です。

    また、「チクチクしますよ」といった痛みをイメージさせる言葉ではなく、「歯ぐきに触れますね」と伝えるなど、患者さんが必要以上に身構えない表現を選ぶことも紹介。検査中も「右上から触れていきます」「左手が触れます」など、これから何をするのかを細かく伝えていきます。

    プロービングの前に、検査の目的や起こり得る感覚をわかりやすく共有する。患者さんの不安や誤解を減らし、その後の説明をより伝わりやすくするための術前コミュニケーションを学べる内容です。

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