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Step6-2 術中に意識したい配慮
プロービングに集中するあまり、検査中ずっと無言になっていませんか。術者に悪気はなくても、患者さんにとって、何をされているのかわからないまま検査が続くことは不安につながります。
本動画では、プロービング中に意識したい患者さんへの声かけと、検査中に確認すべき情報について加瀬久美子先生が解説します。
まず大切なのは、患者さんの反応を無視して検査を進めないことです。検査開始後に「こんな感じで進めますが、痛みは大丈夫ですか」と確認したり、歯肉に腫れている部分があれば、その状態を伝えたりするなど、こまめに声をかけます。以前のプロービングチャートがある場合には、深いポケットがあった部位をあらかじめ把握し、「少し深いところがありますよ」と伝えながら検査を進めます。
そのためには、現在の口腔内だけを見るのではなく、レントゲンや前回のプロービングチャートを確認することも重要です。プロービングには測定誤差が起こる可能性があるため、前回6mmだった部位が今回3mmになっていても、単純に改善したと判断するのではなく、正しく測定できているかを確認する必要があります。過去と現在の情報を照らし合わせながら検査することで、より適切なアセスメントにつながります。
また、観察するのは口腔内だけではありません。患者さんの身体に力が入っていないか、顔の筋肉が動いていないかなど、全身の反応にも目を向けます。拡大鏡を使用していても視線をずらせば患者さんの様子は確認できます。「緊張されていますか」「痛みはありますか」「続けても大丈夫ですか」と声をかけ、患者さんの反応を拾いながら進めることがポイントです。
さらに、「今度は左上へ行きますね」「お口を開けてください」「お口を緩めてください」など、次に行う操作を逐一伝えることも紹介。無言で施術するのではなく、患者さんが状況を把握できるよう細かくコミュニケーションを取ります。
患者さんに「自分の状態をきちんと見てもらえている」と感じてもらうためには、正確な検査技術だけでなく、患者さんの小さな変化を見逃さず、それを言葉にすることも大切です。口腔内の情報と患者さんの反応を同時に捉えながらプロービングを行うための、術中コミュニケーションを学べる内容です。
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