SRP上達につながるシャープニングの基礎
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・シャープニングの目的
・グレーシーキュレットを用いたシャープニング
・シャープニングをする上で大切な2つのポイント
【おさらい】
◇グレーシースケーラーとは
・片刄のスケーラー(刃物)
・歯石を除去することで刃が鈍化する
◇鈍化したスケーラー
・歯石に刃が引っかからず滑りやすくなる
・歯石を感じる感覚が鈍くなる
・歯石除去に過剰な力が必要になり術者も患者さんも負担が増える
※シャープニングができるようになると術者と患者さん双方の負担が減り、SRPの上達につながる
◇シャープニングのポイント
1.エッジをシャープにすること
2.スケーラーの原型を保つ(先細りさせない)
※先細りしたスケーラーを歯肉溝に挿入すると尖った先端が歯肉を傷付けやすく、患者さんに痛みを与えるリスクが高くなる
◇スケーラーの原型を知るために
・シャープニングされていない、新しいスケーラーを使用する前にスケーラーの形を見る
・真上から見た時に、先端が半円状であることを覚えておく -
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・シャープニングを行うタイミングについて
・シャープニングの極意
【おさらい】
◇シャープニングを行うタイミング
・スケーラーを使用するたびに研ぐことをオススメしている
・スケーラーの刃は15ストロークほどの使用で鈍化し始める(メーカーや商品により差はある)
※刃があまりにも鈍化した状態で研ぐと時間がかかる上に、長い時間研ぐことで変形の原因にもなる。エッジがまだ引っ掛かるしもう少し使えそうだな、というタイミングで軽く研いでエッジをシャープに保つことでスケーラーを長持ちさせることにもつながる。
◇シャープニングとは
・歯科衛生士業務の中で数少ない、モノを相手にした仕事である
※患者さんやDr.など、人が相手の仕事ではないので、自分の努力次第で結果が出せる仕事です。
すぐに上手く研ぐことは難しいかもしれませんが、毎日の積み重ねが結果に繋がりますので、頑張ってみてください! -
シャープニング 基礎編 03. スケーラーの名称 みんプレ限定
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・スケーラーの部位ごとの名称
・刃部の拡大と名称
【おさらい】
◇スケーラーの名称
・ハンドル
・刃部(じんぶ)
・第1シャンク
・第2シャンク
・ネック
・内面、フェイス
・カッティングエッジ
・カッティングエッジの先端部分:トゥ(つま先)、中央部:サイド(側面)、後ろ側:バック(かかと) -
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・スケーラーの番号で見分けるカッティングエッジ
・目視でのカッティングエッジの見分け方
【おさらい】
[カッティングエッジの見分け方]
◇スケーラーの数字で見分ける方法
・奇数は右側、偶数は左側にカッティングエッジがある
※ハンドル部分にある数字がそのスケーラーの番号となる
◇目で見て確認しカッティングエッジを見分ける方法
※数字で見分けても目で確認することが必要なのでこちらも覚える
・まずスケーラーの先端を自分の方に向ける
・第一シャンクと床が垂直になるように持った時に傾いている方にカッティングエッジが付いている
※スケーラーの番号によってハンドルの傾き具合が違っているが、第1シャンクに注目する -
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・SRPの基本となるスケーラーの持ち方
・間違った持ち方の例
【おさらい】
◇テストスティックを使用したテスティングをする時のスケーラーの持ち方
※SRPをする時の持ち方と同じ
・持ち方は執筆状変法
(小指を薬指の下に添えてから、薬指の上に中指を乗せる。この時、指の力を抜いた状態で軽く丸めておく。それから親指と人差し指で挟むようにスケーラーを持つ。最後に、シャンクとハンドルの境界部・ネックの部分に中指の爪の脇が当たるように持つ)
◇NGの持ち方
・親指が反っている(指先ではなく指の腹で持っている)
・人差し指が山型になっている(力が入りすぎている)
・小指が立っている(持ち方のバランスが崩れている)
・中指位置が第1関節寄りになっている(歯石を感知しにくくなる) -
シャープニング 基礎編 06. テストスティックの持ち方 みんプレ限定
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・正しい角度で行えるテストスティックの持ち方
【おさらい】
◇テストスティックの基本の持ち方
・テストスティックの下、底の部分を小指の側面に軽く置く
・テストスティックの側面を残りの指で軽く持つ
※テストスティックは横に寝かせたりせずにまっすぐ立てた状態、床と垂直な状態で使うことをオススメしています。
・みぞおち〜おヘソ辺りを目安に持つ -
シャープニング 基礎編 07. テスティング その1 みんプレ限定
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・テスティングをする意味
・スケーラーとテストスティックの持ち方
・テスティングのポイント
【おさらい】
◇テスティングを行うタイミング
・テスティングはシャープニング前とシャープニング後に行う
(シャープニング前のテスティング:どれくらい研ぐ必要があるのかを確認する シャープニング後のテスティング:きちんと研げているか確認する)
◇テスティングの方法(動画では1番のスケーラーを使用)
・右手にスケーラー・左手にテストスティックを持つ
※どの番号であってもテストスティックの左側面にエッジを当てて確認するので、スケーラーを持つときは、エッジが右側に来るように持つ。(1番の場合はスケーラーの先端が自分の方に向くように持つ)
・右手の薬指でテストスティックに軽く固定をとる
※この時、第1シャンクとテストスティックを平行にする
・平行であることが確認できたら、軽く親指で側方圧をかけてエッジの引っ掛かりを確認する
※食い込みだけでなく音も聞くしっかり聞く。シャープニングできているエッジは「カチッ」と音がする。 -
シャープニング 基礎編 08. テスティング その2 みんプレ限定
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・間違ったテスティングの例
・テスティングのポイント
【おさらい】
◇誤ったテスティング
・第1シャンクをスティックに食い込ませている
※SRP時の歯軸とシャンクの関係を再現できていないため正しい確認ができない
・2番スケーラーのテスティング
スケーラーの先端が向こう側(自分と反対側)に向いている状態で持つ
・第1シャンクとテストスティックを平行にし、軽く親指で側方圧をかけてエッジの引っ掛かりと音を確認する
◇テスティング時の注意
・先端だけを確認するのではなく、ヒール・サイド・トゥを3箇所の引っ掛かりを確認する
・テスティング時もエッジを消耗するので、1・2回程度で終える -
シャープニング 基礎編 09. ポジション みんプレ限定
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・正しいシャープニングを行うための姿勢とポジション
【おさらい】
◇シャープニングを行う時の座り方とポジション
基本的には、術者ポジションの動画でお伝えしているように座る
・シャープニングは、スケーラーを左手に・砥石を右手に持って、肩の力を抜いて肘から先を使って行う
・SRPを行う時のように、両足をしっかりと床につけ、下半身を安定させる
※机に向かっていると、作業スペースが狭く、無理な体勢になりやすい。机から離れて作業スペースを確保してシャープニングを行うように注意する。
◇姿勢が悪いと
・両脇が締まって肘から先の動きが悪くなる=砥石を動かしにくくなる
◇研ぐ時に力が入ると
・砥石の動きがブレやすく、スケーラーの面が乱れやすくなり、綺麗に研ぐことができなくなる
・過剰に研いでしまったり、形態修正が必要になり、スケーラーの消耗を早めてしまう
※一生懸命な方ほど力が入りやすくなる。砥石とスケーラーを持ったら意識的に肩の力を抜きましょう。 -
シャープニング 基礎編 10. 砥石の種類と持ち方 みんプレ限定
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・代表的なシャープニングストーンの種類と特徴
・シャープニングストーンの選び方
・シャープニングストーンの正しい持ち方
【おさらい】
◇代表的な砥石の種類と特徴
[アーカンサスストーン]
天然石、シャープニングオイルが必要(オイルは滅菌されていないため、シャープニング後に再度滅菌が必要)
※同じ所ばかりを使って研いでいると石の磨耗が起こるため、意識的に研ぐ位置を変える
[セラミックストーン]
人工石、オイルは不要(SRPの途中にチェアサイドで研ぐこともできる)
石の磨耗は起こりにくい
・研磨力 アーカンサスストーン>セラミックストーン
※テストスティックにエッジが引っかからないくらい鈍化したスケーラーはアーカンサスストーンが適している
(セラミックストーンでも研げるが、長時間のシャープニングは変形するリスクとなる)
テストスティックに引っかかるもの(エッジの消耗が少ないもの)はセラミックストーンで軽く研いで仕上げるとよい
[インディアナストーン]
形態修正用の石(研磨力が非常に高いため日常的な使用には適さない)
◇砥石の持ち方
・右手で持つ
・親指、中指・薬指で縦に挟むように持つ
・人差し指と小指は自然に沿わせる
※手が小さい場合は、砥石が大きく縦に持つのが難しい場合は横に持つ
・砥石がドロップ型の場合は、厚みのある方が手前(自分の方)に来るように持つ -
シャープニング 基礎編 11. シャープニングオイル みんプレ限定
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・シャープニングオイルを使用したシャープニング
・シャープニングオイルの量
【おさらい】
◇アーカンサスストーンは必ずオイルを使用する
[使用量]
砥石の表面に油膜ができる量=2滴程度
石を傾けた時にオイルが垂れるようであれば、オイル量が多いので拭き取ってから使用する
[シャープニング中のオイル]
スラッジ(金属カス)が混ざったオイルがスケーラーの内面に現れる
オイルがヒールからトゥまで均一に現れるように均一に研ぐ -
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・スケーラーの持ち方のポイント
・間違った持ち方の例
【おさらい】
◇シャープニング中のスケーラーの持ち方
・左手で持つ
・ブレない程度の力で持つ(握りこみすぎない)
・広げた左手の小指の付け根にスケーラーのハンドルの下部分を軽く置く
・そのまま指の第2関節あたりで自然に軽く握る
・親指は軽くネックに添える
[ポイント]
親指に力が入り反らないように、軽く曲がった状態で持つ
親指の指の腹あたりでスケーラーを支える -
シャープニング 基礎編 13. シャープニングの手順 みんプレ限定
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・シャープニングの手順
・ストローク幅について
・ダウンストロークでの終わり方と意味
【おさらい】
[シャープニングの手順]
1.砥石を床と平行に持ち、スケーラーの第一シャンクを砥石に垂直にのせます
2. 第一シャンクを左に約20度倒し砥石とエッジの内面を平行にします
3.砥石を垂直に立てる
4.砥石を20度右に傾ける
5.砥石を2~3cmの幅で動かしスケーラーを研ぐ
6.ダウンストロークで終える
※砥石を大きく動かす:と石がブレてしまい、綺麗に研ぐことができない
砥石を小さく動かす:過剰な力で研ぎやすくなり、スケーラーの消耗が早く成る
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