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ORT塾 第2回 口腔機能発達不全症

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スペシャル 2025年2月25日(火) 公開

ORT塾 第2回 口腔機能発達不全症

概要

ORT塾第2回講義では、ORT矯正の概念について深く掘り下げています。

ORT矯正とは、真の健康を提供するための原因療法であり、5つの特徴があります:
1. 全人的な健康の提供
2. 根本的な原因の発見
3. 予防への注力
4. 持続可能性
5. 患者自身による主体的な取り組み

歯並びの問題において、従来の指しゃぶりや姿勢の悪さ、遺伝といった説明から脱却し、顎の成長不良こそが本質的な問題であることが強調されています。歯そのものの大きさは遺伝的に決定されていますが、顎は成長期の食事や運動などの環境要因によって変化します。

「因果関係」と「相関関係」の正しい理解も重要です。離乳食の食べさせ方や抱っこの仕方は、歯並びとの相関関係はありますが、直接的な原因ではない可能性があります。正しい矯正治療では、因果関係を見極め、根本的な原因を改善することが求められます。

頭蓋顔面発育障害の主要因は「お口ポカン」と「舌の低位」です。舌が正しい位置になく、唇が開いたままの状態が続くことで、上顎骨や下顎骨の正常な成長が阻害されます。これにより、歯並びだけでなく、顔貌や呼吸、食事、発声などの機能にも影響が及びます。

正常な嚥下には、舌を上顎の「スポット」と呼ばれる部分に付け、唇を閉じた状態で行う必要があります。嚥下時には舌骨を持ち上げる筋肉が働き、喉頭蓋を閉じることで、食物が正しく食道に流れます。この一連の動作は約0.5秒で行われるため、正しい機能習得のためのトレーニングが重要です。

口呼吸の主な原因は、アレルギー性鼻炎(約80%)と舌小帯短縮症(約10%)です。鼻呼吸には「鼻が通っていること」と「口が閉じていること」が必要で、舌が上顎に接していない状態では鼻呼吸は困難です。これらの改善には口腔機能療法が有効ですが、単なる筋力強化だけでなく、鼻呼吸に必要な条件を整えることが重要です。

ルートギアモデルでは、口呼吸の原因を「根本原因」「代償性原因」「結果的原因」の3つに分類しています。上流の原因(根本原因)は短期間で治療可能である一方、下流の原因(結果的原因)は長期的な治療を要します。歯並びの悪化は主に遺伝ではなく、舌小帯やアレルギー体質などの「歯並びが悪くなる原因」が遺伝していると説明されています。これらを早期に発見し対処することで、予防が可能となります。

講師紹介

小児の予防歯科と口腔機能育成【上級】

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