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【人気動画】発達期の矯正治療〜食生活や生活習慣に潜む落とし穴〜

2021年3月26日(金)

発達期の矯正治療〜食生活や生活習慣に潜む落とし穴〜

今回の動画は、宮崎県でご開業の柿崎陽介先生が、「食」を軸に発達期の矯正治療の必要性について、審美面だけでなく機能面での必要性を実際の症例を交えて分かりやすく解説してくださっています。

食を軸に将来性のリスクを予防する手段としてのアプローチ方法など臨床で役立つ知識を多くを学べる動画となっています!矯正治療を行なっている方、今後行なっていく予定のある方はぜひご覧ください!


第1章 咬めないということ

この子は矯正を開始したほうがいいのか?まだ待つべきでしょうか?患者さんから、こんなことを聞かれることが多いとは思いますが、先生方はどのようにお答えになりますでしょうか?

現在このお子さんは、食事の際に前歯がうまく使えず、口もうまく閉じることができず不自然な食べ方になってしまっています。

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柿崎先生の動画では実際にお子さんが食事をされている動画がありますので参考にしてください。(動画開始40秒頃〜)
第1章 咬めないということ


実はこのお子さんは2歳の頃から柿崎先生のクリニックへ通院されており、カリエスはゼロの状態で経過をしていきました。しかし3歳、4歳頃からディープバイト目立つようになり生え変わりのタイミングで上の画像のような歯並びになってしまいました。

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2歳頃からメンテナンスを欠かさず行い、カリエスコントロールは順調にも関わらず、しっかり咬める口を作れないということは問題です。
そこで歯科医院で重要になってくることは…

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患者さんは見た目を気にされて来院される方が多いですが、問題なのは見た目よりも「咬めない!」ということです。

例えば下のグラフは厚生労働省の研究結果、【歯数別にみた野菜と水産食品の摂取量】と【歯数別にみた摂取ビタミン量】です。

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咬める歯が少ないと野菜と水産食品の摂取量が明らかに少ないのが分かります。そしてビタミンも同様に咬める歯が少ないと摂取量が少ないです。さらに柿崎先生の動画では多くの研究結果やエビデンスを紹介しながら、「咬めることの重要性について」お話してくださっていますのでぜひご覧ください。
第1章 咬めないということ


〜モンゴルの遊牧民の噛み合わせ〜
下の画像はモンゴルの伝統的な料理です。非常硬い乳製品や肉や野菜を煮たものをそのまま食べています。噛み合わせがしっかりとしていないと、食べることができないような料理ばかりです。

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下の写真はモンゴルのウランバートル幼稚園のお子さんんたちの歯です。

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噛み合わせがしっかりしていて、隙間の空いているお子さんが多いことが分かります。普段の食生活でしっかりと「咬む」ことをしていると、このような歯並びになっていくということです。


第2章 小児生活習慣病

噛み合わせが悪くてもしっかりお子さんは育っているのでは?と思う方も多くいらっしゃるかと思います。しかし噛み合わせが悪く「咬めない」ということはお子さんの体に悪影響を及ぼしています。

例えばこちらは、小学4年生の血液検査を行ったデータです。1割にも上るお子さんの血液から脂質、肝機能、血糖値から異常が確認されたのです。

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原因としては、野菜の摂取が少ないことやお菓子やジュースが多いなどといった生活習慣が指摘されています。さらに他の小学生の血液検査の調査からも、小学5年生の29.5%から血糖値の異常が検出されています。

このように生活習慣病の若年化、つまり「小児生活習慣病」は30年以上も前から問題となっているのです。そこで歯科医院の立場から、発達期の矯正治療は審美面だけでなく機能面の問題を訴えていかなくてはいけないのです!


下の写真のようなお子さんは、前歯はほとんど使わずに食事をしています。奥歯で全て完結させてしまっているのです。

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動画でや人参や葉物の野菜を食べてもらっている様子がありますが、日常的に食べることはほとんどないそうです。食べにくい、咬めないということが、その子にとって嫌いな食べ物という分類になってしまいます。つまり好き嫌いは味覚の問題だけでなく、咬めるかどうかということも重要な要素となっているのです。

発達期の矯正治療は口の機能を整える=栄養バランスを整えるということになるため、お子さんの健康な発達に寄与することができるということに繋がるのです。


〜柿崎先生のクリニックで行っているプログラム〜

下の画像は柿崎先生のクリニックで実際に行われている「0歳からの成育歯科プログラム」です。柿崎先生の医院では、乳幼児健診などで来院される方に、咬合やブラッシングの話以外にも、栄養についてお話をされています。

なぜかと言うと、歯科医療の先にはお子さんが健康に育ってくれると言うことを目標に考えていらっしゃるからだそうです。

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歯列が完成してきたらどのようなことに気をつけていけばいいのか、離乳食の時期からどのようなことに気をつければいいのか、どのような対応をしていけばいいのかなど、情報が溢れている現代だからこそ、歯科の専門家が正しい知識を正確にお伝えすることを大切にされています。

その他にも、管理栄養士からの指導を行ったり、授乳姿勢やうつぶせ寝などの指導、噛み合わせを客観的に見ていただくために動画の撮影や口唇圧や舌圧の測定、顎運動の記録などさまざまなことを実践されています。


〜まとめ〜

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発達期に咬合治療を行うことで、全身の発達に寄与することができます。発達期の咬合治療は、お子さんが食事をしっかりと咬み、食べられることを目標に行うべきだと、柿崎先生は考えられています。

そして下の画像のように、脳卒中や心不全、透析、失明など命に関わる大きな病気の一番最初の部分、「生活習慣」に歯科が関わることで大きなドミノが倒れていくことを防ぐことが可能になるのではないかとおしゃっています。
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最後に…

今回は宮崎県でご開業の柿崎陽介先生の動画、【「食」を軸にした発達期の矯正歯科治療】より、【発達期の矯正治療〜食生活生活習慣に潜む落とし穴〜】を紹介させていただきました。

動画では、柿崎先生が発達期の矯正治療について症例を交えて、わかりやすく解説くださっており、「食」を軸にした矯正治療について深く学ぶことができます!矯正治療に関わっている方、発達期のお子さんと関わっている方は是非動画をご覧ください!臨床に役立つこと間違いなしです!

最後までご一読いただきありがとうございました。


【「食」を軸にした発達期の矯正歯科治療】
第1章 咬めないということ
第2章 小児生活習慣病

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