本動画では慶應義塾大学医学部歯科口腔外科教室の4名の先生方にご登壇いただきました。
口腔粘膜、口腔がん、歯周病、口腔顔面痛、それぞれの専門分野における、医科との医療連携を考慮した歯科医療についての講演です。
Part1では角田和之先生より、口腔粘膜疾患の医療連携について、ご説明いただきました。
口腔粘膜疾患は診断が難しいものも多く、本動画で紹介している疾患のように、全身に絡んだ疾患も多いです。
「何か変だ」と感じた時、迷わず高次医療機関に紹介することの大切さを教えてくださいます。
Part2では、莇生田整治先生より、口腔がんの医療連携について、ご説明いただきました。
口腔がんは、ステージⅠ・Ⅱまでは8〜9割は治るといわれていますが、実際の死亡率は4割程度です。
このことから言えることは、早期発見ができていないということです。
そこで検診が重要さと、口腔がんの鑑別ポイントについて解説いただきました。
Part3では森川暁先生より、歯周病の医療連携についてご説明いただきました。
私たち歯科医師が行う歯科治療によって、口腔の炎症を取り除くことと口腔機能回復(補綴治療)を行うことは、全身の炎症状態の改善に貢献できます。
糖尿病を中心に、炎症を通じて結びつくこれからの医科歯科連携について解説していただきます。
Part4では臼田頌先生より、口腔顔面痛の医療連携について、ご説明いただきました。
専門医でも、歯髄炎と三叉神経痛、炎症性疾患と筋筋膜痛は、非常に鑑別が難しいものです。
患者さんは歯の痛みを訴えているけれど、診断基準を満たすような所見がない時はどうすべきでしょうか。
中でも、筋筋膜痛は頻度の高い疾患ですので、筋肉の状態を確認することが大切と教えてくださいます。
歯科は、痛みが主訴であることが非常に多い科です。
良好な医療連携をするためのポイントを学べます。
Part5はディスカッションパートです。
中川種昭先生からの質問に、角田先生、莇生田先生、森川先生、臼田先生にお答えいただきました。
最近では、さまざまな全身疾患と歯科疾患との関連性が取りざたされています。
そのため、歯科医師は医師との連携、病院歯科との連携が非常に重要となってくると考えられます。
*2021年5月28日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
エピソード
-
一般的な口腔粘膜疾患の特徴や医科歯科連携が必要な見逃してはならない代表的な口腔粘膜疾患について、口腔粘膜疾患が専門の角田和之先生より実際の症例などの紹介と共に解説していただきます。再生する
再生時間 15:03
-
口腔がんの鑑別ポイントと病変を発見した際のポイントや口腔がんにおける医科との医療連携について、口腔がんが専門の莇生田整治先生よりお話しいただきました。再生する
再生時間 14:37
-
3つの症例と論文を紹介していただき、糖尿病を中心に炎症を通じて結びつくこれからの医科歯科連携について歯周病が専門の森川暁先生より解説していただきます。再生する
再生時間 16:17
-
スペシャル「口腔顔面疾患」と医療連携│臼田 頌先生いくつかの症例を紹介していただきながら、痛みが主訴となる疾患の鑑別診断の方法や医療連携について口腔顔面痛が専門の臼田頌先生より解説していただきます。再生する
再生時間 21:29
-
これまでの動画でお話しいただいた内容を踏まえ、中川種昭先生を座長に視聴者様がさらに知りたい部分の補足説明と各先生方による重要ポイントやメッセージをいただいています。再生する
再生時間 16:09
レビュー

-
こちらの動画もおすすめ
-
2025年3月31日(月) 公開リグロス® の調製方法
-
2025年3月31日(月) 公開リグロス®の作用機序
-
2025年3月31日(月) 公開リグロス®の投与方法
-
2025年3月25日(火) 公開歯周治療の第一歩 -診査診断から術式選択まで-
-
2025年3月24日(月) 公開歯周治療を成功に導くポイント
-
2025年3月11日(火) 公開Key toothの保存を軸にした欠損歯列への対応〜1口腔単位における1歯の重要性を考える〜
-
2025年3月3日(月) 公開一般歯科における歯科衛生士の役割 - 糖尿病患者の健康を支えた歯周治療の成果 -
-
2025年2月26日(水) 公開補綴設計の基本|インプラント治療のReal Basic Ⅴ
Doctorbook academy
本サイトは、歯科医療に従事されている皆さまを対象に情報提供するサイトです。
あなたは歯科医療従事者ですか?
※一般の方は患者向けサイトDoctorbook をご覧ください
Facebook ログインの確認
Doctorbook academy は Facebook ログインをサポートします。
Facebook アカウントより必要な情報を取得します。
許可する場合、YES を押して Facebook 連携に進んでください。
誤って Facebook ログインを選んだ場合は NO を押してください。