「医科との医療連携を考慮した歯科医療の実際」ディスカッション
- 価格
- 2,750円〜(税込) (D+会員 2,200円〜(税込))
- 付与ポイント
- 1% (通常:25pt〜 D+会員:20pt〜)
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- 00:40 〜 粘膜疾患に対する薬物療法について(角田先生)
- 01:35 〜 扁平苔癬の治療法について(角田先生)
- 02:52 〜 粘膜にレーザー治療を行った場合の影響について(莇生田先生)
- 04:12 〜 温存療法に関する見解(莇生田先生)
- 05:50 〜 全身疾患のある患者さんへの対応について(森川先生)
- 07:59 〜 頭痛の際に専門外来を受診すべき目安について(臼田先生)
- 10:17 〜 知覚過敏が及ぼす影響について(臼田先生)
- 11:25 〜 三叉神経痛の適切な診療科について(臼田先生)
- 12:00 〜 PISA,PESAの算出方法について(森川先生)
- 12:40 〜 まとめ(重要ポイント、メッセージ)
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*2021年5月28日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
本動画は中川種昭先生を座長に、これまでお話しいただいた4名の先生方とディスカッションを行った内容となっています。
粘膜疾患に対する治療法の質問に対して、カンジダのような口腔に限局した疾患であれば、アムホテリシンBを含嗽で2週間処方することが有効とお答えいただきました。
その後に大事なことは、原因を精査することだそうです。
扁平苔癬の治療法の質問に対して、歯科で使用できる薬剤はステロイド軟膏であるとお答えいただきました。
また、扁平苔癬は慢性の炎症性疾患なので、炎症を抑えるため、口腔ケアを行うことも有効とのことです。
扁平苔癬のうち3割はカンジダを併発しているため、炎症が強い場合は、ステロイドとアムホテリシンBの併用も行うそうです。
アフタなどの慢性炎症にレーザーを当てることで痛みが取れるため、レーザー治療が一般的に行われています。
腫瘍に対してレーザーを当てると悪くなるといったエビデンスはないそうです。
しかし、腫瘍の中の歯を抜くとがんが拡散するように、それと同じような理屈で考えると、
レーザーを当てすぎるようなことは避けたほうが良いと教えてくださいました。
口腔がんの温存療法として、将来的には放射線治療と化学療法の組み合わせによる治療が有用になるとお答えいただきました。
しかし、今はまだ症例を選びますし、口腔がんに対してはエビデンスが少ないそうです。
現段階での標準治療は、手術です。
もう一つの温存治療は、ゲノム治療と教えていただきました。
ゲノム治療は、個別の遺伝子に合った薬を発見し、早い段階で治療を行うことが大切になるそうです。
全身疾患のある患者さんへの対応は、医科への対診が大事であるとお答えいただきました。
外科的処置が難しい場合は、まずはTBIやブラッシング、歯科医師も食事療法を行い、全身疾患が許した段階で、
抜歯を含めたSRP、歯周外科手術を行うとのことです。
難しい症例は、高次医療機関に紹介することが大事であると教えていただきました。
頭痛の症状で、長期間症状があるけれど元気に暮らしている場合は、緊急性はないです。
一方、最近急にひどくなってきた頭痛は、くも膜下出血の可能性もあり、神経内科への紹介が必要となるそうです。
日本には頭痛の専門医が少ないですが、絶対に見つけないといけないくも膜下出血などは、神経内科で診断可能とのことです。
歯が知覚過敏を感じていれば、第三象牙質ができて、長期的には症状は改善してきます。
しかし、長期的で歯の本数が多い知覚過敏の場合は、筋筋膜痛による中枢感作の可能性があると教えてくださいました。
三叉神経痛は、神経内科か脳神経外科への紹介が適切とのことです。
手術によって三叉神経痛を治す可能性がある場合は、脳神経外科への紹介が良いそうです。
PISA,PESAは、日本歯周病学会の歯周チャートを入力するソフトがあり、そこで算出できると教えてくださいました。
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