現在歯科では、11種類の漢方薬が保険収載されており、ますますの普及が予想されます。
実際、2023年度より歯科医師国家試験でも和漢薬の出題が予定されており、歯科医師である先生方も把握しておきたい知識となってきました。
漢方薬はもともとは急性期に使用する薬であり、正しい使用方法で用いると歯科診療においても有用なツールとなります。
特に今後歯科は、歯科治療だけでなく、「食べる」を支えることも多職種連携で期待される役割となります。
そのためにも、困ったときの選択肢の一つとして漢方薬を知っておくと良いのではないでしょうか。
今回、明日から漢方薬が使えるよう、歯科診療の現状を加味した漢方薬の西洋医学的な使用方法を、3回シリーズでお届けします。
【第1回〜総論〜 アジェンダ】
1.今なぜ歯科で漢方か
2.口腔領域の漢方医学の現状
3.漢方薬の総論
#1の動画では「なぜ歯科で漢方を用いるのか」を中心に解説されています。
歯科領域はむし歯や歯周治療だけで良かった時代から、口の中を整えていかに「食べる」ことを支えるかが大事になってきました。
そしてオーラルフレイル・イートロスの問題から医市連携の大切さについて解説されています。
これらの問題に対して漢方というツールを利用する考え方が学習できる内容です。
#2の動画では、口腔領域の漢方医学の現状と漢方薬の総論について解説されています。
現在、保険収載されている漢方や、今後、保険収載が期待される漢方などを詳しく学習できます。
また、漢方の歴史・最近の教育についても解説されており、漢方学において知っておくべき内容なのでぜひ参考にしてください。
#3の動画では漢方薬の得意とする病態について触れ、漢方薬の効果・問題点・使用方法について解説されています。
西洋薬とは違い、漢方薬がどのように体に作用するのかが理解できる内容です。
また、漢方薬の問題点についてもしっかりと触れられており、その複合的な作用について理解できる内容となっています。
その他にも、漢方薬の適切な使用方法や西洋薬との取り扱いについても解説されています。
#4では、漢方薬の注意点と西洋薬との違いなどについて解説されてます。
副作用が少ない漢方薬でも、注意するべき点があるため処方を考えている場合は必見の内容です。
また、西洋薬と漢方薬の違いについて細かく解説されています。
それぞれの目的について知ることで、漢方薬が安全に使用できるものであると理解が深まる内容です。
さらに、健康行動を継続させるためにどうすればいいのかについて解説されており、漢方においても重要なポイントになります。
動画の最後には、漢方薬のエビデンスや参考になる文献、学習方法なども紹介されています。
第1回では、歯科漢方の総論を学ぶために重要な項目が多いです。
この動画で参考に、歯科漢方に対する知識を深めてください。
*2022年1月27日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
エピソード
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漢方は正しい使用方法で用いると治療に有用なツールになります。この動画では、歯科になぜ漢方を用いるのか・どのように使用していくのか、そしてオーラルフレイル・イートロスの関係性をなどが理解できます。再生する
再生時間 15:26
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この動画では口腔領域で使える漢方について全体像を解説しています。また、東洋医学の教育の変遷・歴史についてもふれているので、基礎知識としてぜひ参考にしてください。再生する
再生時間 14:40
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漢方薬の得意とする病態について解説した動画です。漢方薬の効果・問題点・使用方法などの基礎知識にも触れた内容となっており、漢方薬の基礎を知りたい方にはおすすめですので参考にされて下さい。再生する
再生時間 15:32
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スペシャル漢方薬の注意事項~副作用や西洋薬との違い~ #4漢方薬を使用する上で重要なのは副作用や西洋薬との違いを知ることです。また、漢方薬を続けていくために必要なコツや漢方薬のエビデンスにも触れた内容となっています。再生する
再生時間 15:22
レビュー
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5.0
自分がアレルギー性鼻炎で漢方外来でうけている処方薬や主治医の話への理解がすすみました。患者として、また主治医として、どちらでも漢方を使ってみたいと思います。
2023/08/22 -
4.0
今回は総論ということで漢方についての、西洋学との違いや作用について端的に理解できた。各論も聞いてみたいです。
2023/08/22 -
5.0
非常にためになりました。来年度より開業を予定しているものです。
薬局併設ということもあり、漢方導入を考えていたので、自身の知識を高め
簡便に処方できるとうになればと考えているところのセミナーだったため有益でした。
2、3部聴講させていただきます。2023/02/23
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