睡眠時ブラキシズムによって生じる過大な力は顎口腔系に破壊的に作用する可能性があり、特に歯の咬耗、エナメル質やセラミックスのチッピング、歯根破折、インプラントの脱落など、ブラキシズム関連のトラブルは枚挙にいとまがありません。
こうした問題を未然に防ぐためには、睡眠時ブラキシズムの適切な診断と合理的な対応が必須です。
講演では睡眠時ブラキシズムの基礎から臨床まで、特に、睡眠時ブラキシズム患者を対象とした臨床判断と治療予後を担保するためのマテリアル選択、スプリント・デザインを中心に解説します。
#1では、オクルージョンとブラキシズムの関係性の基本的な考え方を学びます。
#2では、スプリント療法で重要なマテリアル選択について、メタルコアからレジンコア・ファイバーポストが主流である理由と直接法・間接法について、歯根破折のデータから考えます。
#3では、従来のジルコニアの弱点をカバーした「モノリシックジルコニア」の特徴や取り入れ方を解説いただきます。チッピング症例からマテリアル選択や、歯髄の有無による歯質の変化についても考えます。
#4では、睡眠時ブラキシズムで必須となるオクルーザルスプリントの作製と調整の仕方について解説いただきます。材質からフラット・バキュームプレスそれぞれの調整について詳しく説明いただきました。
#5では、就寝中の義歯装着や欠損歯列でのブラキシズムの見極め方、またブラキシズムに対応する「夜間義歯」について説明されています。
#6では、講義の最後に質疑応答として皆さんからの6つの質問にお答えいただきます。ブラキシズム患者や睡眠時無呼吸を伴う場合にどう対応するかなどの質問に回答いただきました。
「睡眠時ブラキシズム最前線 ー基礎から臨床までの完全解説ー」は前編と後編がございます。
あわせてご視聴ください。前編はこちらから。
*2023年2月28日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
エピソード
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オクルージョンとブラキシズムは関係していますが、咬合によりブラキシズムの有無が決まるわけではありません。睡眠時ブラキシズムを考えるにあたり重要な、この2つの関係性の基本的な考え方を学びます。再生する
再生時間 06:54
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スプリント療法に加え重要となるのはマテリアル選択です。メタルコアからレジンコア・ファイバーポストが主流になっています。その理由と直接法・間接法について、歯根破折のデータから考えます。再生する
再生時間 10:49
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従来のジルコニアの弱点をカバーした「モノリシックジルコニア」の特徴や取り入れ方を解説いただきます。またチッピング症例からマテリアル選択や、歯髄の有無による歯質の変化についても考えます。再生する
再生時間 10:31
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ここでは、睡眠時ブラキシズムで必須となるオクルーザルスプリントの作製と調整の仕方について解説いただきます。材質からフラット・バキュームプレスそれぞれの調整について詳しく説明いただいています。再生する
再生時間 13:44
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ブラキシズムによって起こる問題は欠損歯列でも同様です。本動画では就寝中の義歯装着や欠損歯列でのブラキシズムの見極め方、またブラキシズムに対応する「夜間義歯」について説明されています。再生する
再生時間 24:36
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ブラキシズム患者様においてはスプリントの選択や作製、対応するタイミングなど迷われることもあるでしょう。本動画では、ブラキシズム患者や睡眠時無呼吸を伴う場合にどう対応するかなどの質問に回答いただきます。再生する
再生時間 08:58
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