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*2023年2月28日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
本動画は「睡眠時のブラキシズムの最前線」の後編になります。
前編では、睡眠時のブラキシズムの定義やバイオメカニクス、為害作用、診断・管理について講義いただきました。
また、オクルージョンとブラキシズムが関係しているのかという点に関してのお話もありました。
「オクルージョンがブラキシズムに関係している」とお考えの先生方もいらっしゃるかもしれません。
しかし現在は、両者は関係していないとされています。
詳しくはぜひ前編でご確認ください。
とはいえ、これらは全く関係がないわけではありません。
ブラキシズムによって顎口腔にかかる力の分布を配分するのは、オクルージョンだからです。
前回もご説明があったように、基本的に寝ている間のオクルージョンと起きている時のオクルージョンは別だと考えます。
就寝中のオクルージョンは「オクルーザルスプリント」により実現します。
それに対し日中のオクルージョンを決めているのは「補綴装置の咬合」です。
スプリント装着により、短期的なブラキシズムの半数程度は改善が見られますが、4週間ほどで戻ってしまいます。
そのため長期的に考えると「ブラキシズムはなくなるものではない」といえるでしょう。
しかし「適切なオクルージョンを与えることにより為害作用をコントロールすることは可能だ」と、馬場先生はおっしゃっています。
ブラキシズムへの対応として、基本的にスプリントの使用は必要です。
理想的には毎日使用してもらうことが望ましいですが、患者様のコンプライアンスの問題もあります。
装着が必要なことは分かっていても、実際には忘れてしまったり、装着感が気になってしまったり、難しいこともあるでしょう。
そのため馬場先生によると、マテリアルの選択も重要だそうです。
スプリントとマテリアルの選択、両者を組み合わせた治療が必要になります。
後半では、本動画の後編で講義いただく内容を紹介してくださっています。
マテリアル選択やレジンコア・モノリシック、スプリントの作製や調整、義歯とブラキシズムについてなどです。
どのようなことが大事なのか、臨床に絡めてわかりやすくお話いただきます。
ぜひ最後までご覧ください。
次のエピソード
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スプリント療法に加え重要となるのはマテリアル選択です。メタルコアからレジンコア・ファイバーポストが主流になっています。その理由と直接法・間接法について、歯根破折のデータから考えます。再生する
再生時間 10:49
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