Part1 合理的マテリアル選択-Chapter1 レジンコアを使う理由-
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*2023年2月28日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
今回の動画では、スプリント療法だけではなくマテリアル選択も重要な理由について解説いただきます。
ブラキシズムへの対応は原則的にはスプリント療法ですが、マテリアル選択も重要になるのはどうしてでしょうか。
それは患者様のコンプライアンスの問題があるからです。
前提として、歯の寿命を長くする上で失活歯ではなく生活歯の方が良いことは、皆さん既にご存知の通りです。
では失活歯になってしまった場合、できるだけ歯を長く持たせるためにどのようなマテリアル選択を行うべきなのでしょうか。
現状では「メタルコア・メタルボンドを選択する理由はない」と馬場先生はおっしゃっています。
コアの選択を間違えると歯根破折の可能性が高くなり、抜歯するしかないという事態になりかねません。
次に2つのデータから「歯根破折」について考えていきましょう。
まず1つ目は、プラークコントロールができている状態での歯の喪失理由です。
あるデータによると、30年間257人の患者様のメンテナンスを行った中で、抜歯となったのは173本でした。
そのうち108本の抜歯原因は「歯根破折」だったそうです。
2つ目は永久歯の抜歯原因を調査したもので、全体の17.8%が「歯根破折」という結果が出ています。
この2つのデータから、マテリアル選択が重要だということがお分かりいただけるでしょう。
支台築造の予後を左右する因子には「築造体の種類」と「歯冠部歯質の量」があります。
以前はメタルコアで支台築造する際には、しっかり築造できるような形成が求められていました。
近年ではレジンコアやファイバーポストが主流になっていますが、果たしてメタルコアよりも有利だといえるでしょうか。
これに関しては「メタルコアの方が歯根破折の発生率が高い」というエビデンスがあります。
ではレジンコアの方が有利なのかというと、それはデータとして強固なものではありません。
その理由は動画内で解説されていますので、ぜひご覧になってみてください。
またレジンコア築造には「直接法と間接法」がありますが、馬場先生はほぼ100%の症例で「直接法」を選択されているそうです。
「直接法」のメリットには、接着性の向上や感染・破折の防止など様々なものがあります。
それに対して「間接法」は、重合収縮の補償や作業模型上での形態付与が可能という面でメリットのある方法です。
しかし「築造体作製中のリスクを回避する」という意味では、直接法が望ましいと馬場先生は述べています。
ブラキシズムだけではなく、臨床においてマテリアル選択をする上で非常に参考になる内容になっています。
ぜひご覧ください。
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