小児の顎関節円盤転位は、痛みを伴わないことが多く、クリックも微小であるため見逃されやすい病態です。
しかし円盤転位が生じると、顆頭の位置変化や荷重の偏り、血流環境の変化を通じて
顆頭成長に影響を及ぼす可能性があります。
本講演では、円盤転位と小児の顎成長の関係を、病態分類・疫学・症例を通して整理します。
▼顎関節症の病態分類と小児の特徴
機能的障害(痛み中心)と、円盤障害・変形性関節症などの器質的障害を区別します。
とくに無痛性の3型・4型病態では触診のみでは判別が難しく、MRIによる円盤動態評価の重要性が示されます。
若年者でも関節雑音の自覚は一定数存在し、無症状例でも円盤転位が認められる報告があります。
▼円盤転位が顎成長に与える影響
両側性では下顎後退傾向、片側性では偏位や非対称を生じやすくなります。
12歳頃までは環境因子の影響が相対的に大きい可能性が示唆され、
成長期の関節内イベントが顆頭成長に影響し得ることが解説されます。
また、進行性/突発性顆頭吸収(PCR)と円盤転位の関連についても触れます。
▼症例提示と介入戦略
・正中偏位から円盤転位を疑い、前方整位スプリントで下顎位を整えた症例
・疼痛と顆頭吸収像を伴い、段階的スプリント治療後に矯正へ移行した症例
診断から介入、経過観察までの流れを時系列で確認できます。
小児の開咬や非対称を習癖のみで説明する前に、
顎関節円盤障害の可能性を評価する臨床視点を整理する内容です。
【こんな方におすすめ】
・小児の開咬・正中不一致の原因を構造的に整理したい方
・無痛性クリックをどう扱うか判断に迷う方
・MRI所見を治療計画にどう反映させるか学びたい方
【学べること】
・無痛性円盤転位(3型・4型)の臨床的意味
・円盤転位と顎成長の関連メカニズム
・小児期における診断・介入の実際
■演者
矢野 圭介先生
ヴェルデ矯正歯科 院長
エピソード
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プレミアム顎成長のコントロールは顎関節から顎関節円盤転位が小児の顎成長に与える影響を整理。無痛性病態の見抜き方、MRI診断、スプリント介入の実際を症例で解説します。再生する
再生時間 40:18
レビュー
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