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顎位が顎顔面領域に与える影響について、大串奈津貴先生にお話しいただきました。まず最初に復習として、PartⅠの「成長期の矯正」についてポイントをお話しいただいています。
PartⅢ本編では矯正治療によって顎位が変化し、顔貌や額運動に良い変化があった症例を2つご紹介くださいました。そして咬合を構成する3要素「咬頭嵌合位(歯列)」「筋肉」「骨格」についてご説明いただきます。3要素が整合性をとることで、形態と機能の調和した咬合をとることができます。そのため矯正治療前に3要素について診査することが大切です。
また顎位の変化による影響として、咬合力が翼状突起に伝わると蝶形骨に歪みが生じ、周囲骨も歪むことがあげられます。その結果、正円孔・卵円孔・上眼窩裂の神経系の出口に影響し、顔貌や機能面に影響を及ぼすのです。顎位が変化することで、咬合に関連する筋肉にも影響があります。具体的には顎位にずれが生じると、筋の過緊張から正常な顎運動が営まれなくなるのです。他にも顎関節への影響・関節円板前方転移・舌への影響も見逃せません。下顎が後退していると舌房が縮小・後退して咀嚼・発音・嚥下が正常に働かなくなります。
それでは、どのような咬合が顎顔面領域に良い影響をあたえるのでしょうか。次の動画でご説明いただきます。
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