組織再生に有効なPRF / 洞粘膜の穿孔リスクを避けるオッセオデンシフィケーション / ピエゾによるソケットリフト症例 #3
- 価格
- 2,750円〜(税込) (D+会員 2,200円〜(税込))
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*2022年3月30日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
今回も前回の内容に引き続き、安全なソケットリフトで使用する機器の紹介から始まります。
実際の症例を参考に、機器の使い方を分かりやすく解説いただきました。
また、インプラントの直径と長さの違いによる治療結果への影響を研究した文献を参考に、どのような関係があるのか解説いただきました。
結論として「応力分散の観点からより良好な結果となる」ということが分かります。
これは、ワイドの方が頸部にかかる応力が小さいことや、長さに関わらず応力のほとんどが頸部に集中しているためと考えられます。
次に、組織再生に有効であるPRFについて解説いただきました。
高濃度の成長因子を含んでおり、中でも軟組織の治癒促進効果が非常に高いことが分かります。
AFGについては、ガラスシャーレの上で骨移植剤と一緒に置いておくと凝固するため、キャリーしやすくなると解説されました。
次に、オッセオデンシフィケーションにおいて洞粘膜の穿孔リスクが減ることについて解説いただきました。
梅村先生が行った、61歳女性、左上5番の欠損部にインプラント治療を希望された方の症例です。
デンタル写真から、かなりスロープがきつく穿孔リスクが高いことが予想されます。
そこで有効な器具が「Densah Bur」で、アシスタントとうまく連携を取りながら治療を進めることが重要であると述べられました。
次に、ピエゾによるソケットリフトについて、症例を参考にしながら解説いただきました。
左上5・6番にインプラント埋入しており、約1ミリの洞低骨を残してドリリングを行ったあと、ラウンドチップでアプローチしています。
さらに、内部注水のチップによりシュナイダー膜を水圧で挙上、十分に補填剤を補填できたところでインプラントを埋入しています。
インプラント埋入後、6年10カ月の経過観察でも良好な状態を保っていることが分かります。
最後に、実際に使用している機器の写真を参照しながら、これまでの機器をまとめていただきました。
上顎洞低皮質骨穿孔に有効なCAS-Drillは、1ミリ単位で調整が可能なため細かいアプローチが可能です。
Densah Burは骨の切削効率が良くスロープ状の骨に有効で、太さの違いがあり順番に使うことで安全に治療を進められます。
ピエゾチップ・ピエゾ本体はCiメディカルのもので、上顎洞低皮質穿孔又は一歩手前までの骨切除に有効です。
リフティングドリルは20~30回転ほどで使用し、骨補填剤を填入しながら効率よく粘膜挙上が行えます。
また、PRFをやっていない医院での代用品として、コラテープが有効であることを紹介されました。
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