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2022年8月10日(水) 公開

ソケットリフト時の穿孔 -原因と症例で学ぶ対処方法- #4

価格
2,750円〜(税込) (D+会員 2,200円〜(税込))
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1% (通常:25pt〜 D+会員:20pt〜)
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    • 00:24 〜 粘膜穿孔が起こる原因
    • 02:11 〜 ソケットリフトにおける上顎洞低粘膜の厚みの違いによる穿孔率
    • 02:47 〜 ソケットリフト時穿孔のタイプ
    • 03:30 〜 ソケットリフト時穿孔タイプ別対処法
    • 06:02 〜 穿孔タイプ1の症例
    • 08:03 〜 PRFの上顎洞挙上術への応用
    • 09:10 〜 穿孔タイプ2の症例
    • 12:02 〜 穿孔タイプ1Lの症例
  • *2022年3月30日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。


    前回までは、安全なソケットリフトを行うための器具を紹介しました。
    今回は「3.ソケットリフト時の粘膜穿孔」について、症例を交えながら解説いただきました。
     
    まずは「そもそも粘膜穿孔はなぜ起こるのか?」というテーマからはじまります。
    厚さ1ミリほどしかない上顎洞粘膜を破らないように骨を剥がすのは、非常に繊細で難しい工程です。
    また、稀に上顎洞粘膜と骨が癒着しているケースもあり、破れやすい条件が整っていることがあります。
    さらに、治療がうまく進まないことから焦りを感じて、上顎洞粘膜を破ってしまうこともあるでしょう。
    つまり「構造上」「技術面」「心理面」の3つが原因で洞粘膜穿孔は起きてしまうことが分かりました。
     
    構造上による穿孔が原因のひとつであると解説いただきましたが、上顎洞低粘膜の厚みの違いによる穿孔率は異なるのでしょうか。
    研究結果によると1.5~2ミリの厚みが9%と最も低く、それ以上でもそれ以下でも穿孔率が上がることが分かります。
    また、穿孔タイプに分けてそれぞれの対処法について、文献を参考に分かりやすくまとめて解説いただきました。
     
    次に「PRFの上顎洞挙上術への応用」について解説いただきました。
    中には「PRFのみで大丈夫なのか?」という疑問が残る方もいますが、組織学的にも正常な骨の状態が確認できる研究データがあります。
     
    ソケットリフト時穿孔タイプ2の症例では、45歳女性、右上クラウン脱離が主訴のケースです。
    抜歯後一か月が経過したころに、ソケットリフトとインプラント埋入、GBRを同時進行しています。
    梅村先生は、骨補填剤を填入しながらデンタル写真で確認を行い、粘膜の癒着がないことを確認されているようです。
     
    次に、ソケットリフト時穿孔タイプ1Lの症例です。
    63歳女性・全額的治療を希望されているケースで、26の抜歯とソケットリフト、インプラント埋入、GBRを行っています。
    デンタル写真からも分かるように、ペリオが非常に進行しており骨が弱っている状態での治療です。
    CTで確認したところ、粘膜を剥離すると同時に破れ、大きくパワーポレーションを起こしてることが分かります。
    インプラントの同時埋入は難しいため、PRFを填入してシュナイダー膜創傷治癒促進を図ることを詳しく解説いただきました。
    4カ月後に修復されたシュナイダー膜が確認されたところで埋入窩形成に入ることを、一連の流れを通して分かりやすく解説いただきました。

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