根管拡大・形成の終末処置は、根管充填または、根尖端封鎖である。この操作を円滑に遂行するために4つのポイントがあると考えて行っています。

• 1. 湾曲部を含む根管口から根尖端へ連続したテーパー状形成している
  
• 2. 湾曲部におけるレッジ・ジップなど失敗や凹凸もないスムーズ内壁形成である
  
• 3. 湾曲部においても抵抗なく充填材が根尖端方向へ届く
  
• 4. 湾曲部に関係なくスメアー層が存在せずスムーズに根管充填材の流れが生ずる
  

湾曲根管にも関わらず根管内での根管充填材のフローの獲得には、欠かせないと考えられ、テーパーを与える操作を行うに適した器具・器材の中では、湾曲根管にも対応可能な「ニッケルチタンテーパー型ファイル」の使用か、最適と考えています。
しかし、その種類は、多く材質、形態、使用方法などなど様々であるが、その特性をいかした「ハイブリッドな使用法」を行っています。
今回は、

• ・PROTAPER Universal Hand Type
  
• ・TWISTED File
  
• ・RE FILE
  
• ・RACE EVO

4種類を紹介することにより柔軟性のある対応と手順を解説出来れば良いと思います。