オーラルスキャンエラーを防ぐために|IOSの応用まで解説 #2
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*2022年3月16日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
引き続きスキャンエラーを防ぐためのポイントの解説より行っていただきました。
スキャンエラーを防ぐために大切なポイントは、以下のような項目を挙げられました。- ・だ液、浸出液のコントロール
- ・形状が変化しやすいものや本来あるはずののないものは可能な限り映さないようにする
- ・噛み合わせのスキャンはなるべく軟組織が映り込まないように上下歯牙間をスキャンする など
スキャナを適正な速度で動かすことも重要で、遅すぎ・早すぎはスキャンエラーの原因になると解説いただきました。
続いて、臨床におけるIOSの活用方法、臼歯部のインプラントについて解説いただきました。
右下7番のサガイドージカルガイドを作るためのスキャン画像を元に、CT画像とマッチングさせて3Dガイドを作成します。
CAD上でインプラントポジションが再現された画像などを用いて、分かりやすい解説を行っていただきました。
オーラルスキャンで採取されたバイトに上下歯列データがマッチングされると、データ上で対合する上下の歯が突き抜けた状態で表示されます。
このような、IOSの活用方法についてもさまざまな画像を提供いただき、日々の臨床においてイメージしやすい解説をいただきました。
次に、強度噛みしめ時の状態について解説いただきました。
機能時に上顎第一大臼歯は口蓋側歯根方向へ下顎第一大臼歯は舌側方向に変位することが多かったと解説いただきました。
そこで、支台歯・対合歯の違いによるバイト調整の基準を共に考察していきます。
続いて、先ほどのケースに戻って垂直的なバイトの調整について解説いただきました。
このケースでは下顎がインプラントでであることから、約90ミクロンバイトを下げた状態で補綴物を作成していることが分かります。
このデータからモノシックジルコニアを作成し、模型上で上部構造のプロファイル形態の確認などを行われました。
最後に、前歯部インプラント補綴治療のIOS応用について解説いただきました。
42歳男性、前歯を綺麗にしたい・歯並びを綺麗にしたいという主訴で来院された患者さんです。
歯周初期治療、抜歯、MTM、インプラント埋入、プロビ、ホワイトニング、補綴治療を行う治療計画を作成されました。
IOSの応用では、笹田先生の歯肉貫通部形態の再現を行い、必要なスキャンデータは以下のものです。- ・インプラントプロビ装着状態の歯列スキャンデータ
- ・上下顎歯列スキャンデータ
- ・バイトデータ
- ・インプラントプロビの全周スキャンデータ
詳しい内容はぜひ動画でご確認ください。 - ・だ液、浸出液のコントロール
次のエピソード
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天然歯を支台にするケースや、IOSの応用方法、ハイブリッド方式で必要な資料などを詳しく解説いただきました。支台歯形成で重要なポイントについても触れているため必見の講義となっております。再生する
再生時間 15:21
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