Gerber Theoryと義歯の咬合について #1
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*2022年2月17日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
総義歯の噛めるとはなにか?咬合をマクロで考えます。
患者さんが「噛める」と表現する時は、厚みがあるものを噛み切れるときです。
それを専門的に分析すると、あらゆる開閉時において義歯が動かない時、つまりいろんな方向に下顎を動かしてもちゃんと閉じて、かみ合う状態の時を指します。
また、片側性咬合平衡と両側性咬合平衡で表現するならば、厚みがあるものを噛み切れるときというのは片側性咬合平衡Unilateral Balanceが必要になります。
そのため、あらゆる開閉時において義歯が動かないときは不安定にしない両側性咬合平衡Multilateral Balanced Occlusionが得られていると考えられます。
片側性咬合平衡Unilateral Balanceが得られているとはどういうことでしょうか?
噛み込もうとしている側である作業側に食塊が介在しても、義歯が離脱したり、回転しないで安定している状態、厚みのある食べ物を噛んでも義歯がバカっとはずれてこない、下顎の義歯が滑っていかない状態といえます。
これをしっかり確保するために考えるべきことは、なにより義歯は天然歯とは異なる特色を持つことを理解することです。
動画では天然歯と義歯の違いにふれ、総義歯の臼歯部の排列位置を考えるのに役立つ模型分析の仕方や、咬合のイメージの持ち方についてわかりやすく解説していただきます。
顎堤の斜面に対してどういった方向に力を与えれば義歯が安定するのか?
物理の基本を振り返り、力学的に安定する咬合面について考えます。
総義歯の真髄がわかる内容となっています。
ぜひご覧ください!
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