義歯の形態と義歯装着時の顔貌から読み取れる咬合平面の評価方法 #4
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*2022年2月17日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
咬合平面はどういったところで評価するかについてです。
義歯を外した状態と、義歯を装着した状態とでの評価のしかたについて解説していただきます。
義歯を外した状態では、上下顎中切歯切縁、翼突下顎ヒダ、レトロモラーパッド、硬口蓋水平面など義歯形態から評価します。
上顎中切歯切縁や下顎中切歯切縁の適切な位置や翼突下顎ヒダ起始部との関係、硬口蓋の水平面から読み取る咬合平面の傾きについて解説していただきます。
義歯が口腔内に入った状態での咬合平面の評価では、上顎と下顎それぞれの評価法について解説していただきます。
上顎では咬合平面を確認する時に咬合平面版を用いる先生方も多いと思いますが松丸先生は上顎前歯部と小臼歯部と6番の頬側咬頭頂を結ぶカーブの方向を見ればその義歯が許容かどうか判断できると仰います。
咬合平面版がなくてもわかる評価方法について教えていただきます。
下顎の評価では、下唇および口角との調和をみます。わずかに開口させた状態で下顎犬歯尖頭・下顎第一小臼歯頬側咬頭頂が下顎口角部の高さに概ね一致するかを確認します。
義歯の調整の時、私たちは上顎を決めてから、下顎で咬合高径を調整する傾向にあります。
しかし下顎の評価法がわかっていれば、咬合高径は低い原因が上顎臼歯と下顎臼歯のどちらなのか判断でき、安易にバイトが低いのを下顎で治すといった誤りを起こさずにすみます。
その他、舌との調和、義歯に与える咬合接触について解説していただきます。
松丸先生は口腔機能を妨げず、審美性に無理がない、周囲軟組織に調和、かつ力学的に不安定でない咬合平面が適切とおっしゃいます。本動画を見れば総義歯に必要な咬合を習得できます。
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