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スペシャル
2022年10月27日(木) 公開

外傷歯の治療および使用器材1ー破折 #3

価格
2,750円〜(税込) (D+会員 2,200円〜(税込))
付与ポイント
1% (通常:25pt〜 D+会員:20pt〜)
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    • 00:10 〜 A.歯冠破折ー亀裂・露髄を伴わない歯冠破折
    • 00:53 〜 B.歯冠破折ー亀裂・露髄を伴う歯冠破折
    • 01:31 〜 【症例】右上1番の破折 露髄・破折片のないケース
    • 01:45 〜 【症例】右上・左上1番の歯冠破折
    • 03:00 〜 【症例】露髄を伴う歯冠修復
    • 03:35 〜 【模型デモ】露髄を伴う歯冠修復の術式 1.麻酔
    • 06:00 〜 2.歯芽・破折片の清掃とラバーダム装着
    • 06:50 〜 3.部分歯髄切断
    • 08:05 〜 4.MTAセメント・歯冠修復
    • 09:08 〜 部分歯髄切断に必要な器材の例(部分歯髄切断セット)
    • 10:10 〜 5.歯冠修復のための準備ーワックスとシリコン印象材を用いて
    • 10:30 〜 6.レジンを用いた修復
    • 11:56 〜 7.研磨
    • 13:23 〜 8.周波条のつけ方
    • 13:48 〜 C.歯根破折【症例】右上・左上1番 歯冠の脱落を伴う場合
    • 15:18 〜 D.歯冠・歯根破折
    • 16:25 〜 【症例】2歳5ヶ月男の子 家の中で転倒 左上Aが破折
  • *2022年3月31日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。


    歯冠破折には、不完全破折(亀裂)・露髄を伴わない歯冠破折・露髄を伴う歯冠破折の3つがあります。
    今回の動画では、上記について実際の症例や模型デモにて処置・歯冠修復の仕方を若月先生に解説いただきます。
     
    まず亀裂の場合についてです。
    冷水痛があればレジンコーティングを、また状況によって予防的にボンディングをします。
    露髄を伴わない破折の場合は、破折片を接着するかレジン修復を、破折がかなり小さければ研磨して丸めます。
    露髄を伴う場合は、露髄や歯髄の状態に合わせて直髄か部分断髄を選択し、その後レジンで破折面を封鎖です。
    外傷のガイドラインでは破折片を水につけて冷蔵庫保管し、1〜2ヶ月後に歯冠修復とあります。
    しかし審美的問題から、若月先生はすぐに行うことが多いそうです。
     
    次に3つの歯冠破折の処置・修復の様子をそれぞれ実際の症例を用いて説明してくださっています。
    ここで重要なのは、外傷では脱臼し根尖の血管や神経が切断されていることがあり細菌の進入を許してしまう可能性があることです。
    生活歯では、象牙質が欠損し象牙細管から細菌が進入しようとしても、歯髄の内圧や免疫細胞の応答によりある程度阻止できます。
    残念ながら外傷ではそれができないため、脱臼を伴う場合はできるだけ早く、当日中に封鎖することが大切です。
     
    では露髄を伴う歯冠破折の場合はどうなのでしょうか。
    動画内の症例では右上1番に露髄が見られますが、左上1番には見られないため当日は右上1番のみ処置をするかもしれません。
    しかし良く見ると、左上1番は歯茎部から出血が見られ脱臼の可能性も考えられます。
    先程ご説明した理由から、こちらも封鎖する必要があると言えるでしょう。
    この患者様のケースは、最終的に右上1番の部分歯髄切断をして破折片を接着、左上1番はレジン修復をしました。
     
    続いて、露髄し破折片がある場合とない場合についての模型を用いたデモです。
    まず痛みを生じさせないために麻酔をしますが、若月先生はテープ式のリドカインや35ゲージの浸麻針を使われているそうです。
    動画内では30秒ほどで効果を感じられるという方法や「部分歯髄切断セット」について具体的にお話しくださいます。
    また外傷でのラバーダム装着のコツ、破折片がある・ない場合の歯冠修復の様子や周波条のつけ方も参考にしていただけるでしょう。
     
    最後に上顎左右のAが歯根破折、歯冠破折と歯根破折を伴うケースです。
    2歳の男の子で、家の中で転倒し破折しました。
    破折片を一度除去して抜髄し、歯根膜よりも止血を優先し接着した例です。
    修復後7週経ってからレントゲン写真にて確認したところ、破折部まで骨吸収が認められたそうです。
    この患者様は乳歯のため今後の骨添加が期待できますが、永久歯の場合はそうもいきません。
    永久歯に処置をする際には、どのような点に気を付ける必要があるのでしょうか。
    こちらも含め、実践にすぐに取り入れられる内容となっていますので、ぜひご覧ください。

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