「子どもの外傷」による来院は突然起きますが、先生方はそれに備えて何かしていらっしゃいますか?
外傷がどのような状態かにもよりますが、外傷の処置にはスピードが求められることは皆さんご存知の通りでしょう。
歯根膜の乾燥時間が18分で生存率は70%、60分では21%ほどになるというデータからも明らかです。
そのため外傷への対応は、先生方だけではなくスタッフにも迅速に対応出来るように指導しておかなければなりません。
この講義では若月先生が日頃から備えていることをはじめ、様々な外傷の処置について、実際の症例を見ながら解説いただきます。
子どもの外傷が起きた時に、まず最初に対応が必要になるのは「電話対応」です。
電話では何をお伺いし、どのような順序でどの器具・器材を用意して、患者様には何と伝えるでしょうか。
日頃から準備をしておかないと、いざという時に人は動けないものです。
若月先生は電話対応から診療までの流れを表にして掲示したり、専用のセットを用意するなどの備えをされているそうです。
表は見れば何をするのかが一目瞭然で、急な電話にも焦ることなく対応ができます。
そして専用のセットがあることで、スピードが求められる時でもスムーズに治療に入れるのだそうです。
この流れをしっかり掴んで置くことは、外傷の分類などよりも大切だと若月先生はおっしゃっています。
本動画は、患者様来院時の子どもの体勢や診査で大切な「破折・転位・動揺」の見方、レントゲン写真撮影のコツまで学べます。
また小さいお子様に多い「歯ブラシ事故」に関する保護者への指導についても触れています。
さらに外傷の分類や破折・脱臼について、若月先生の様々な症例を元に考えることができます。
比較的修復しやすい亀裂・露髄のない歯冠破折をはじめ、判断や処置の難しい露髄を伴う歯冠破折・歯根破折まで幅広い内容です。
接着や部分歯髄切断、一時的な脱落した歯の保存などにお勧めの材料もご紹介くださっており非常に有益な講義になっています。
動画の最後には永久歯がある場合の乳歯の再植についてや、接着が困難な場合の対応など沢山の質問へご返答くださっています。
日々の臨床で外傷の治療を行われる先生方はもちろん、これから外傷への備えを検討されている方にも役立てていただけるでしょう。
ぜひご覧ください。
*2022年3月31日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
再生時間 13:12
再生時間 09:19
再生時間 18:02
再生時間 21:53
再生時間 16:29
とても分かりやすく勉強になりました。
今後の治療の参考にさせていただきます。
また、レストレーナーがない場合の小児抑制で有効な方法やコツなどをセミナーの内容に加えていただけるとありがたいなと思いました。
わかりやすい講義ありがとうございました。講義では問診から治療の流れ、保護者への対応の仕方まで分かりやすいです。
具体的な症例に基づくセミナーで、わかりやすかく、明日からの臨床に役立つ内容でした
ありがとうございました
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