Doctorbook academy

    • 00:17 〜 PMTCの定義 
    • 01:15 〜 医療接遇とPMTCの関係ー技術が高いだけでは足りない理由
    • 02:20 〜 PMTCにおける患者との関わり
    • 03:17 〜 患者指導について考える
    • 06:13 〜 歯科保健指導とは…
    • 06:52 〜 信頼関係の構築
    • 07:14 〜 生活習慣を変えることは容易ではない
    • 09:15 〜 なぜ医療接遇が必要なのか
    • 10:15 〜 評価は他人が決める
    • 12:23 〜 選ばれる歯科衛生士
  • PMTCは北欧とアメリカのPMTCが混在したもので、専門家が専用の器具を使って行うものであることはご存知の通りです。
    本動画では、臨床で行われている歯面清掃やクリーニングを含めた広義の意味でPMTCとします。

    歯科衛生士に医療接遇が求められることには、どのような理由があるのでしょうか。
    もしPMTCが単発で行うものであったなら、技術が高いだけで十分かもしれません。
    しかし、PMTCは継続して行うものです。
    そのため、来院ごとの口腔内の状況に合わせた施術と、その説明が求められます。
    患者様には口腔内の現状を理解してもらうだけではなく、今後のリスクを知り、生活習慣を変えてもらう必要があるからです。

    そこで重要となるのが、会話の質や説明力を含めたコミュニケーション能力だと言えるでしょう。
    これらは、患者様の行動変容を図る上で大事な要因です。

    では、患者様の生活習慣を変化させるためには、どのような指導が効果的なのか考えていきましょう。
    初診でいらした患者様のPCが思わしくない場合、まず歯ブラシの当て方などの歯磨き指導を行う方が多いかもしれません。
    皆さんは、次回の来院時には何を行いますか。
    再び歯ブラシの当て方を確認するでしょうか。

    ただ歯ブラシの当て方を確認しても、磨けていない原因を突き止めなければ、意味がありません。
    歯ブラシの動作を伝え過ぎることで、反対に患者様のモチベーションを下げてしまうこともあるため注意が必要です。
    TBIをする際には、口腔内だけではなく、患者様全体を見るようにしましょう。
    そうすることで、癖や姿勢などの問題が見えてくることもあるからです。
    またどのような方法であればできるのか、という視点で考えることも大切になります。
    一人ひとりの患者様としっかり向き合い、個々に合わせた指導内容を心がけるように、と玉置先生はおっしゃっています。

    このような指導を行う前には、患者様との信頼関係を築いておくことが重要です。
    今まで行ってきた習慣を変えるということは、簡単なことではありません。
    私たちはこの点を良く理解した上で、患者様に寄り添って指導に当たるべきではないでしょうか。
    そもそもPMTCは、治療のように何か症状があって行うものではないため、モチベーションに差が生じるのは仕方のないことです。
    患者様が行動を起こし、それを継続できるように、お口の健康やメインテナンスに価値を感じてもらわなければなりません。
    「セルフケアとプロケアの両方が欠かせない」ことを十分理解してもらい、自ら行動を起こせるよう促していきましょう。

    医療接遇とは、患者様の気持ちに寄り添った態度や会話であり、信頼関係を築く上で欠かせないものです。
    そして自分で気が付き行動を起こそうとしないと、成長の限界となってしまいます。
    患者様から選ばれる歯科衛生士を目指し、常に成長していきましょう。

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